ギックリ腰になりました。
人生5回目のギックリ腰に。
それも1週間の旅程2日目に。
だいたいギックリ腰って、きっかけがあると思うんです。
重いものを持ち上げたとかなんとか。
少なくとも過去4回はそうでした。
でも今回は何もなし。
寝てたら腰が痛くて目が覚めて、
『腰が固まったかな?寝返りでもするか』と思ったら痛くてできない。
『この痛みはもしかして…』
徐々に覚醒する意識の中、この痛みがギックリ腰であることを思い出します。
『いやいやいやいや、ここでギックリ腰はないでしょ』
ゆっくり体を起こしてトイレに向かいますが、腰がガクガクします。
この腰の不安定さと、時折来る激痛が、もうギックリ腰以外考えられない。
そして全治3~4日と推察できそうな痛みです。
私的に『プチギックリ腰』と呼んでいる部類です。
(本物のギックリ腰は全治2~3週間。うち1週間は、まったく動けない)
『プチならいいか…』
頭を切り替え、とりあえず朝ごはんに向かいます。
「ご飯食べたら痛み止め飲まなきゃ…」
「今のうちにAmazonで腰痛ベルト購入して、次の宿泊地に届くようにする?」
「多少は動いた方が回復早いから、プールの浮力を使ってウオーキングしよう」
有識者会議を開きつつ、朝食をいただきます。
(相方もギックリ経験者)
昨晩の夕食もおいしかったけど、朝食もおいしいです!
個室から 人工池を望めます。
お天気悪いですね…。
最近は良かったんですけど、雨男&雨女復活のようです。
連泊なので、シーツ交換やら掃除やらの希望を訊かれますが、
タオル交換と飲み物の補充だけお願いしました。
昼食はサービスなのかな?
追加料金を徴収されなかったので、たぶんサービスだと思いますが、
おにぎりがおいしかった。
午前中は雨がやむ時間帯もあったんですが、
降るときは写真のようにかなり強く降っていました。
せっかくのプールでぜんぜん泳げませんが、
とにかく気になるのは、のちに令和2年7月豪雨と呼ばれる、この豪雨。
テレビのニュースでは、朝からずっと雨の情報ばかりで、
「〇〇地方の雨がうんぬんかんぬん」言っていますが、
土地勘がないので、何を言っているのかがサッパリわかりませんでした。
ここは何地方なの?〇〇公民館ってどこ?
不安は募るばかり。
私たちはこのままここに居てもいいのだろうか。
避難した方がいいのだろうか。
それともチェックアウトして次の目的地(福岡)まで移動したほうがいいのだろうか。
でも宿の人は何食わぬ顔でいるし、危険はそんなにないのかも。
頭の中で何度も上記をリピート。
どうしたもんかな…と思っているうちに、2日目の夕食。
食事は本当においしかったです。
これだけが癒しになってくれたかも。
前菜
稚鮎西京焼き 蛸のうま煮 若桃ひすい
穴子寿司 がらミナ旨煮
造り 錦江湾近海産 地魚盛り合わせ
飛魚 コウイカ カンパチ 鯛 赤エビ
焼物
イサキとアスパラのパン粉焼き
冷し鉢
夏野菜と黒さつま鶏 冷製トマトソース
強肴
鹿児島県黒牛ステーキ フリーズドライ醤油
お椀
鱧とジュンサイのお吸い物
ご飯は、土鍋の炊き立てでした。
水菓子
雨が強くて、普通にシャッターを切っても雨すじが撮れます。
食事中に、この旅行で初めての(初めてということは、この後もあります)
緊急速報がスマホに届き、けたたましく鳴り響きました。
マナーモードにしていようが、お構いなしに鳴るアレです。
警戒レベル3
避難準備、高齢者避難開始
となっていました。
指宿市役所の災害放送でも、高齢者の避難を呼びかけています。
土砂災害警戒区域も発表されますが、
土地勘がないゆえ、どうしたらよいのかわかりません。
しかし宿の方の指示がないので動けません。
翌日はチェックアウトして九州新幹線で博多へ向かう予定だったのですが、
熊本に豪雨予報が出ていたため、早々に運休が発表されました。
九州自動車道は、まだ通行止めにはなっていませんが、どうなるかわからない状況。
そして私はギックリ腰。
博多をキャンセルして、もう一泊ここでジッとしていた方がいいのか、
しかし土砂災害の可能性もあるので、
レンタカーで博多まで行ってしまった方が良いのか。
荷物をすべてスーツケースに詰め込み、
いつ避難命令が出ても良いように準備してから眠りにつきました。
続きます。
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