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指宿温泉 悠離庵 宿泊記③ ←今ここ
のちに令和2年7月豪雨と名付けられた大雨。
私たちは、そのただ中にいました。
3日目の朝食です。
悠離庵の記事なのか、豪雨の記事なのか、わからなくなってきましたが、
宿は大人にぴったりな雰囲気で、とても良かったですよ。
コロナ禍、そしてこの集中豪雨の中、接客も皆さん落ち着いていて、
レベルの高さも感じられました。
次は、ぜひお天気の良い時に訪れたい。
少し小降りになると「もう大丈夫なんじゃ…」と思いますが、
すぐに本降りになります。
「やっぱりだめか…」の一喜一憂。
この日は再び緊急速報が鳴り響き、警戒レベル4 避難勧告となりました。
再び相方と責任者会議を開きます。
議題は「今後について」
予定では、3日目のこの日に博多まで移動して1泊。
4日目広島へ移動して3泊します。
九州新幹線は鹿児島、熊本間が運休。
熊本から博多までは運行している。
九州高速道路は渋滞はしているものの、通行止めにはなっていない。
私がギックリ腰2日目。
以上を踏まえて
プランA 車で熊本まで移動、その後、九州新幹線で博多へ。
プランB 下手に動かず鹿児島でもう一泊する。博多のホテルはキャンセルする。
プランC 鹿児島から飛行機で博多へ飛ぶ。
プランD 諦めて帰京する
もう一度いいますが、この旅行は結婚25周年記念旅行です。
25年の間、相方とはいろいろなことで何度も話し合いました。
仕事のこと、子育ての事。
このたった3日で、25年の縮図を見るようでした。
協議の結果、可能な限り旅行は続けたかったのでプランAでいくことにします。
チェックアウト後、宿からレンタカーショップまでタクシーで移動したのですが、
早速運転手さんから情報をもらいます。
「海沿いの道は冠水の危険があるから、山沿いの道を使った方がいい」
「まだ土砂崩れの情報は入っていないから、通れるはず」
レンタカーショップでは、
「今後の情報次第では、鹿児島空港へ行き先を変えて、
博多まで飛行機で飛ぶ可能性もあります」
「でも本命は熊本まで車で行きたいんです」とお伝えしたところ、
鹿児島空港までの契約とするが、熊本での返却も可能にしておく。
と柔軟な対応をしていただけました。
指宿市の方々に助けていただきました。
ありがとうございました。
早速ナビを設定しますが、頼みの綱の九州自動車道が通行止めになってしまいました。
そうなると土地勘のない私たちは、どの道を走ったら良いのかわかりません。
しかしナビは左(西)へ行け
と言います。
すると、そこには南九州自動車道がありました!
まだ全線開通しておらず、乗り降りを繰り返さなければなりませんが、
これで熊本まで行けるようです。
所要時間3時間半。
この先どうなるか分からない不安を抱えたままの運転は、とても長かった…。
無事に熊本に到着しました。
よよよよかった~。
相方「座席とかどこでもいいよね?」
私「全然どこでもいいです。乗れればどこでもいいです」
新幹線に乗り込んで、これで博多まで向かいますが、
走行中でも、お構いなしに緊急速報が鳴り響き、
まだまだ私たちの不安を煽ってきます。
yahoo天気をチェックしてみたら、
通過している地点の降水量が70mmと表示されていました。
指宿では15mm前後だったのに、70mmです。
窓の外を見ても、家の屋根がボンヤリ見えるだけで、ほとんど何も見えませんでした。
そして博多駅に到着。
この日宿泊予定の、都ホテル博多です。
あー、なんだろう。
このコンクリートに囲まれる安心感。
理由は都会っ子っていうだけじゃないはず。
Wi-Fiもめちゃめちゃ早いー。
なんか、とても大きなものを一つ乗り越えた気がしました。
続きます。
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