大手町駅直結のパレスホテル。
その中に以前は『クラウン』というフレンチレストランがありましたが、
2019年7月に惜しまれつつ閉店。
このブログのトップ画のピアノ・オ・ショコラが名物だったので、
大変寂しい思いをしましたが、
同年11月にフランス料理界の巨匠、
アラン・デュカスが設立した『デュカス・パリ』をパートナーに迎え、
新たに『エステール』がオープンしたので行ってまいりました。
というか、
ここには私たちの食べ歩きの師匠がいらっしゃいましてね。
食べ歩きのアドバイスやフランス料理の楽しみ方を教えてもらっています。
なので、この方に会いに行ってきた感じです。
パレスホテルは皇居の目の前にあるので、景色がとても良いです。
内堀通りが一直線。
クラウンも雰囲気のあるお店でしたが、
エステールはさらに磨きがかかってます。
緊張しちゃって、ワキ汗ビッショリ。
ウェルカムドリンクをいただきました。
カナッペが2種類
これはスズキ
こちらはトウモロコシとオリーブオイルとライムをプレスしたもの。
アボカドとトマトのペーストをつけていただきます。
おもむろに、こんな大きな板が登場。
それも、各々1枚ずつ。
ディスタンス的なものかと思ったら、なんとメニュー表でした。
前菜・メイン・デザートをそれぞれ3種類の中からひとつずつ選びます。
再び、おもむろにこんなものがワゴンで登場。
なんとパンです。
パンは2種類。
オートミールと黒ゴマ
バターは、北海道は稚内にあるチーズ工房アドナイのもの、
左は塩で、こちらは新潟県笹川の玉藻塩
小さな前菜はラディッシュ
ラディッシュの苦みと、赤スグリの酸がサッパリとしておいしい。
エステールの菜園から届いたズッキーニの炭火焼き
北海道産ブッラータ ブラックオリーブのプードル
ソースにはズッキーニ、リコッタチーズ、バジルの葉。
ブッラータは、そもそもイタリアのチーズですが、
ブッラータは「バターのような」という意味があるので、
とても柔らかいチーズです。
私のメイン
パンタードは、岩手にあるパンタード（ホロホロ鳥）専門の石黒農場のもの。
もともと肉質がとても柔らかく、匂いやクセがない鳥ですが、
国産は、さらにクセのない甘みのある鳥でした。
相方のメイン
北海道産ワイルドライスのクックポッド 夏野菜のコンフィ
クックポッドとは調理をする容器という意味があり、
この形は、アラン・デュカスオリジナルだそうです。
お口直しのデザートは梅酒を使っていて、スッキリさっぱり。
デザートはババ・オ・ラム
私はアラン・デュカスのババが大好物なので、必ずいただきます。
他に、桃とかブラックチェリーのデザートもありましたが、ババ一択。
ババ命
ババ最強
ババ愛羅武勇（あいらぶゆー）
バニラビーンズたっぷりのホイップとラム酒をかけていただきます。
が！
「あ…あたし運転じゃん…」
最近、お酒を飲むとすごく疲れるし、
コロナ的にあまり電車に乗りたくないので、私は運転手に徹しているんですが、
ババの事をすっかり忘れていました！
つゆだくならぬ、ラムだくにして食べるのが好きなのに！
「それでは、香りづけ程度にしておきますね」とお店の方。
「はい……………。」
次こそ、絶対にラムだくにして食べてやる！
お茶菓子には、干し柿が出てきましたよ。
シェフが最後ご挨拶に回っていましたが、
なんとご年齢が20代後半。（28歳っていってたかな？）
若くて活力に満ち溢れたシェフでした。
アラン・デュカスのお店は、 都内は他に2件、
『BEIGE』と『ブノワ』がありますが、どちらもおススメです。
そして、京都にも
アラン・デュカスのレストランが入ったホテルがオープンしたんですよ。
いつか行ってみたいけど、高いのよね…。
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