アサヒナガストロノームへ再訪です。
前回伺ったときは、あまりの格式高い雰囲気に圧倒されてしまいましたが、
そのことが思い出されて、行く前から緊張しまくり。
現在はミシュラン1つ星ですが、
いずれ3つ星を獲るであろうお店の本気は、パない。
お客もヘラヘラなんてしてられない!
押し入れから出した一張羅を着こんで、いざ出陣。
お店の場所は、茅場町駅から徒歩数分のところにありますが、
向かいには、東京証券取引所があります。
これまた緊張するところにあるなぁ。
シャンパンは、ポメリー ミレジメ グラン・クリュ2008ヴィンテージ。
ポメリーは、その味わいの割にはお高くなくて私たちは結構好きです。
家飲み用はもちろん安価なポメリーですけど、
アサヒナだと、こんな良いポメリーがグラスで飲めるようです。
アサヒナといえば、これなのかな?
まだ2回目なので良く分かりませんが、
前回も登場しましたし、SNSとかでめっちゃ見ます。
この芸術品かと見紛うばかりの美しさ。
これ、お料理ですよ。
アミューズです。
・ゴーフルで挟んだリエット
・ビーツのメレンゲ、スモーキーなニシンの卵を載せて
・ひよこ豆のピュレ”フムス”
「写真撮ってもいいですか?」
「いいですよ」
3つ星候補店だというのにカメラを取り出すオバちゃん。
生ぬるく見守っていただきながら写真を撮ります。
こ…これもキレイ!
ズワイガニのお料理で、
キャビア、クリアなトマトと共に 白インゲン豆のクリームを絡めながら
とメニューに書いてあります。
「~と共に」っていうメニュー名、ロブション好きよね。
インゲン豆の集合体もギリだわ~。
と思いながらいただきます。
ムルソーなんぞをいただきながら。
甘鯛の松笠焼き
神馬草を添え ヴェルモット風味 コキヤージュのナージュ仕立て
ブルターニュ産仔牛フィレ肉
滑らかなポレンタに秋トリュフ ヨークシャー・プディング添え
スープはサイフォンでキノコ類の香りを移します。
アヴァンデセール
クリストフルのジャルダン・エデンシリーズ
前回せっかく撮影したのにピンボケでしたので、撮りなおしてきました。
この細かい細工が、朝比奈シェフの繊細なお料理にぴったりだと思います。
繊細なお料理に、ゴージャスなカトラリー。
朝比奈シェフのお料理は、まるで食べる芸術品といったところでしょうか。
赤ワインとエピスのコンポート、スペキュロスのグラスと共に
最後のハーブティもサイフォンで淹れてもらいます。
デザートワゴンが登場です。
テンション上がるわ~。
好きなだけ食べてもいいと言うので、
お腹の具合と相談しながら、できるだけ頂戴しました。
一皿で乗り切らず…。
でも本音は「全部ください」です。
それを言わなかった私を誰か誉めて。
2回目のアサヒナガストロノーム。
それもディナーでしたので、ド緊張していきましたが、
やはり最後まで緊張してしまった…。
座席数が多くない上に、皆さんお上品に静かに召し上がってらっしゃるので、
店内がとても静か。
お隣の会話の内容もよく聞こえてくるのですが、
そうなると、私たちは何を話したらよいのやら。
人に聞かれても支障のない会話をしなければ…
と思うと、なにも浮かばない。
結婚して25年も経つ夫婦だというのに、話題に困るとは。
アサヒナの雰囲気に自然に溶け込め、
洒落た話題もお手の物。
「ほほほ」と余裕の笑みをたたえる。
そういうマダムに私はなりたい。
あわせて読みたい