日本三大薬湯の一つ、松之山温泉にある玉城屋へ行ってきました。
今回で5回目の宿泊になりますので、
お宿の詳細はリンクを貼っておきます。
ポチポチしていただけたら幸い。
まずは公式HP
僭越ながら、ワタクシの過去記事
一休.com
松之山温泉の知名度だけが低いのは否めませんが、
松之山温泉の成分は、温泉療養泉の15倍!
美肌成分のメタケイ酸が多く含まれているので、お肌もしっとり。
高張性という温泉成分が体に浸透しやすいという素晴らしい温泉なのです。
しかも館内すべて源泉かけ流し。
且つ、2020年8月にミシュラン1ツ星獲得。
とてもアツイ宿なのです。(温泉だけに)
貸切風呂付き和洋室 憩
このお部屋も2回目になりますので、
過去記事をご覧いただくと、詳細が載っています。
いえ、決して手抜きではないです!
2020年8月宿泊記
お風呂は大きくて、大人6人でも入れそうな広さです。
もちろん源泉かけ流しですが、
5回目ともなると、温泉の微妙な違いが分かるようになってきました。
薬湯の匂いが強い時もあれば弱い時もあったり、
化粧水が不要なくらいお肌がしっとりしたり、そうでなかったり。
源泉かけ流し故の違いなのかな。
今まで地域共通クーポンは電子ばかりでしたので、
初めて紙クーポンを見ました!
柄浴衣も選べますよ。
私は女子力が皆無なので、このような物を見ると思考が停止するんですけどね。
なので写真を撮っておしまいです。
こういう写真を撮るのは楽しい。
食事は日本酒ペアリングとワインペアリングを両方楽しみます
『酒の宿』とうたっているだけあって、
玉城屋は、お酒好きにはたまらない宿です。
メニュー表が残ってないので、うろ覚えで申し訳ないのですが、
日本酒のペアリング
ワインのペアリングがあって、
量も通常と一口サイズがありました。
今回は同行者がいましたので、
日本酒ひとくちペアリング @4,400円
ワインひとくちペアリング @7,150円をお願いしています。
私たちは日本酒ひとくちペアリングを注文しましたが、
量が合計で1合くらいって言ってたので、二人でシェアします。
ワインは忘れちゃったので、これから載せる写真を見て計算ヨロ。
日本酒はkamosu mori
苗場酒造と醸す森と玉城屋のコラボ日本酒で、
じゃらんの『2020年に呑むべき注目銘柄54選』にも選ばれたそうです。
ワインペアリングは、ダンテニ・マンシャンというシャンパンです。
美幸鱒のスモークと、レバーです。
このお料理は定番ですが、毎回微妙に違っていて楽しいです。
アミューズにピッタリ。
次の日本酒は、越の鶴 純米吟醸
甘龍(かんりゅう)というカボチャのポタージュ
ここで甘いポタージュを飲んでしまうと、お腹が一杯になってしまうんですが、
想像の半分くらいの甘味で飲みやすかった。
次の日本酒は、ホボホボゼンコウジキモト
キャッチーなネーミングですが、わかりやすく書くと『ほぼほぼ全麹』
日本酒の成分である麹が96%も使用されているんだそうです。
すべて麹で作ってしまうと、酒税法上「日本酒」と名乗れなくなるからだそうですが、
麹の甘味が香りからも感じられるおいしい日本酒。
お料理は平目
しっかりスモークされた平目で、
香りと甘味が口の中で主張してくるけど、
それを日本酒がうまくまとめてくれる。
さすが酒の宿と思わせてくれる一品でした。
温泉水を仕込んであるそうです。
ワインはヴィーニンガー
日本酒は、特別純米酒の壱徳
お料理は洋風の茶わん蒸し
季節の栗が使われていますが、とてもなめらか。
新潟県産の甘えび、南蛮エビも味が濃い。
次の日本酒は、地元十日町の松乃井酒造で最高級と言われている英保(えいほ)
ワインは新潟産のワイン カーヴドッチ
ラベルには海亀の絵が描かれており、ワイナリーでは「どうぶつシリーズ」
と呼ばれているそうです。
これ、美しかったなー。
他のお料理もみんな美しいですけど、これは特に美しかった。
写真でお伝えしきれないのが残念です。
お料理はアオリイカ。
里芋や蓮根と一緒に味わいます。
次の日本酒は、久保田の碧寿。
久保田と言えば、萬寿とかが有名ですね。
ちなみに〇寿のランキングは、上から
萬寿→翠寿→碧寿→紅寿→千寿→百寿
となっているそうです。
ワインはアントナン・ロデ
ヴィンテージはなんと1998年でした。
お料理はキジハタ
久保田の碧寿はクセが強いそうで「大丈夫ですか?」と訊かれたましたが、
たしかに単体で飲むと、そのクセが分かります。
でも、キジハタのような高級魚と食べると全然負けていませんでした。
碧寿のクセが大丈夫でしたら…
と出してもらった次の日本酒は、玉城屋セレクション酒匠厳選長期熟成酒
長期熟成というくらいですから、長い年月をかけた日本酒の変化を味わいます。
これはアーモンドの香りが甘くて香ばしく、
え?日本酒?
と一瞬思ってしまうほど。
これはしっかりした味の料理じゃないと合わないな…。
と思ったところに、メインの妻有ポークのビール煮込み。
妻有(つまり)ポークは、十日町、遠南町のブランド豚です。
メインは牛肉からも選べるんですが、
私はこの妻有ポークのサッパリとした肉質と甘味が大好きなので、妻有ポーク一択。
新米のリゾットも添えられ、肉の甘味とお米の甘味が押し寄せてくる、
最高の一皿でした。
合わせたワインは、バローロ デル コムーネ ディ セッラルンガ ダルバ2015
バローロくらいのパンチがあると、ビール煮込みに負けませんね。
おまけでいただいた、岩の原ワインのヘリテイジ2016
マスカットベリーAとブラッククイーンが使われていて、
辛口だそうですが、香りは甘い。
マスカットベリーAの甘い果実味の方が強かったかな。
デザートは、サルナシ
サルナシは、ベビーキウイとも呼ばれているそうです。
越の雫と呼ばれる、新潟県産のイチジク。
手前は、お米のアイスクリームです。
普段は、お料理がとてもおいしくて、日本酒を合わせるかんじでしたが、
今回は日本酒がとてもおいしくて、逆にお料理を合わせているくらい
日本酒が際立っていました。
4代目ご主人は酒匠の資格をお持ちなので
(酒匠とは唎酒師(ききざけし)の上位資格)
そんなにお酒が飲めない私たちでも十分楽しめるお酒をご提案していただけました。
ワインは同行者が注文していましたが、
このご時世、回し飲みもナンなので香りだけ楽しませてもらっています。
日本酒やワイン好きな方は、私たちのように「ひとくちペアリング」と言わず、
ガッツリ飲んできてください。
たまらんと思います。
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