さてさてさーて。
今回の旅の目的は、伊勢神宮参拝です。
そしてさらに重要なことを申し上げると、
今回の旅行記事は「厳かな記事を書く」が目標です。
伊勢神宮なので。
最後まで厳かでいられるかな。
まずは外宮へお参りします。
外宮のご祭神は豊受大御神(とようけのおおみかみ)
天照大御神のお食事をつかさどる神様で、衣食住、産業の神様でもあります。
外宮は左側通行。
内宮は右側通行になっています。
これは神様から見て、一番遠い道を歩くためと言われているそうですが、
理由はハッキリしていないそうです。
玉砂利を踏みしめながら参道を上がっていきます。
あの音や感触っていいですよね。
身が清められていく気がします。
写真は正宮です。
正宮のお参りが終わったら、階段を上って多賀宮(たかのみや)へ向かいます。
ご祭神は豊受大御神の荒御魂(あらみたま)
荒御魂については説明すると長くなるんですが、
簡単に説明すると神様の荒々しい御魂のことです。
ちなみに
正宮には穏やかな御魂(和魂(にぎみたま))が祀られています。
ちなみに
正宮では普段のお礼を申し上げ、
荒御魂では願い事をすると良いそうですが、
荒々しく顕著なご神威をあらわされる御魂なので、丁寧にお参りしましょう。
この後は「土宮(つちのみや)」「風宮(かぜのみや)」をお参りして
外宮は終了です。
内宮 早朝参拝
ご祭神は言わずと知れた天照大御神(あまてらすおおみかみ)
内宮へは参拝客が少ない早朝に行きます。
時間にして5時。
伊勢神宮は5時から参拝できるのです。
早朝参拝は今回で4回目となりますが、
早朝の静けさ、日中とは違う清らかな空気、厳かな雰囲気。
日中の賑やかな中でお参りするのも楽しいですけど、心を静かにし、
ただただ自分の内面と向き合いながらお参りするというのは貴重な体験です。
手水舎は、昨今の情勢を鑑みて柄杓は撤廃。
少しずつ空が明るくなってきますが、
まだまだ参道は真っ暗です。
五十鈴川でも清めます。
この後、最初の瀧祭大神(たきまつりのおおかみ)にご挨拶します。
五十鈴川の水源の神様ですが、
天照大御神へ、参拝に来たことを取り次ぎをしてくれる神様でもあるので、
住所や氏名などを申し上げます。
正宮へ、ひたすら厳かに参道を歩いていきます。
正宮です。
写真撮影は石段下まで。
正宮の次は、御稲御蔵、外幣殿の前を通って、荒祭宮へ向かいます。
ご祭神は天照大御神の荒御魂。
社殿を持たない四至神(みやのめぐりのかみ)にも手を合わせます。
最後に、風日祈宮(かざひのみのみや)へお参りして内宮は終了です。
この時でまだ6時くらいです。
とても静かで厳か。
心が落ち着きます。
ところがここで、あることが起こります…。
早朝参拝なので人が少ないわけですから、
お参りしていると他の参拝客と何となく顔なじみになります。
同じ順番でお参りしているので尚更。
すると女性2人組に声を掛けられました。
「ずっと気になっているんですけど、お二人は双子ですか?」
Σ(゜Д゜lll) は?
「ご夫婦だと思うんですが、お顔がそっくりで
もしかして双子かも…と思ったら、気になって気になって」
「双子じゃなかったらキョウダイとか」
おいおいおいおいおい。
相方と双子?
そっくり?
勘弁してよー。
子どもたちは相方にそっくりです。
そして私と子どもたちも似ていると言われます。
でも私=相方は初めて言われた!
厳かな気持ちでお参りしてたのに、
神様は最後に笑いを届けてくれました。
アマテラス、やるなぁ。
「まぁ夫婦って似るっていうしね」
「ところでキョウダイって、どっちが下に見えたんだろう」
「俺だよ」
「アタシだよ」
『厳か』なんてどこへやら。
やいやい言いながら赤福本店へ向かいます。
こちらも早朝5時から営業。
参拝客を温かく迎えてくれます。
当然ですが、まだ店内はガラガラ。
こちらも静かでとてもいいですね。
おはらい町もこんな具合です。
昼間の13時に同じ位置から撮影してみました。
しかし今回のオチは双子問題ではない。
すべてのお参り終えて相方が一言。
「今月は10月だから神無月。神様いないんだよね」
あ!
もうなんだか、いろいろ見失うわ……。
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