「食べログってあてにならない。情報操作してるんじゃね?」
と以前は思っていたこともありましたが、最近は
「そうでもなくね?」
と思うことが増えてきたような気がします。
高評価のお店は、やっぱりおいしい。
そんなときに伺ったのは、千葉にあるイタリアン
千葉と言っても九十九里の方です。
片道車で約3時間かかりました。
・食べログの評価は 4.27(記事アップ時)
・千葉のイタリアンランキング 第2位
・口コミ件数も200件弱
「遠くまで来た甲斐があった」という内容のものが多い。
・千葉の食材が多く、千産千消(地産地消)がこだわり。
・お茶のペアリングが秀逸。
食べログから得た前情報は、こんな感じ。
千葉東金道路、松尾横芝ICから約6キロ
高速を降りてからはすぐなので、渋滞さえなければすいすい来られるかも。
お店は住宅街にひっそりと建っていました。
相方から3時間もかけて千葉までイタリアンを食べに行くと聞いたときは、
まーた都内の美食家どもが、
地元密着でひっそりやってるお店を祭り上げてるだけなんじゃないの?ああん?
なんて思いましたケド、
最初に感想を言っちゃう!
うまかった!
まーたーいーきーたーいー。
お料理はもちろんおいしかったですけど、
お茶のペアリングがマジで秀逸。
先日の茶〇華のペアリングも素晴らしかったけど、超えちゃったかも。
ランチは2コース。
6,000円と10,000円。
お安い方をお願いしました。
お茶のペアリングは5,500円
アルコールのペアリングも、もちろんありますよ。
こちらは8,800円。
あらやだ。
コース料理とペアリングのお値段がほぼ同じじゃない。
写真は真蛸。
あとでおいしく調理されて登場します。
最初のドリンクは白桃ジュース。
ミントは、自家栽培のアップルミント
九十九里産の『ながらみ』です。
緑のソースは、胡瓜、メロン、ツルムラサキ。
『ながらみ』とは、巻貝の一種だそうです。
とても美しい貝ですね。
次は福岡の煎茶。
次に登場したお茶は、一見コーヒーっぽいですが、コーヒーじゃない。
「香りと味で当ててみてください」とのこと。
私はチョコレート?カカオ豆かな?と思ったら、正解は落花生の殻でした。
そうか!
千葉は落花生の本場ですね。
合わせるお料理も落花生。
落花生の中身と落花生の殻のドリンク。
口の中で一つの落花生が完成します。
落花生はペースト、アイス仕立て、ボイルと
3種類の調理方法で楽しめます。
焼き立てパンが登場
次は、生姜とレモングラスのサッパリしたドリンク
クエと千葉産のダイヤモンドポーク 焼売仕立て
穂紫蘇がいいアクセントになってます。
次のお料理は先ほどの真蛸なのですが、
蛸に香りがないので、お茶で華やかさを演出するそうです。
真蛸はそうめんカボチャと共に登場。
こちらはお店で手作りしているお茶
茶葉は袖ケ浦の茶畑から手摘みしているそうで、
発酵したもの、未発酵のもの、2種類の香りをかがせていただきました。
今日お料理に合わせるのは、発酵したお茶。
魚料理は石鯛です。
皮がパリパリに焼いてあり、その香ばしさとお茶の発酵具合がピッタリ。
玄米茶
次のお料理は新米を使ったリゾットなので、
同じお米から作った玄米だそうです。
今回は、このお料理が一番おいしかった!
シマアジは脂がのっているし、お魚の甘味と新米の甘味が合うし、
お茶を飲めば口の中が再びサッパリして、また次の一口がおいしく感じられる。
一休みのサラダ
桜野園のほうじ茶
茶葉はこの後さらに直火でいぶします。
そして香りを閉じ込めます。
こういう演出も乙女心をくすぐる。
そしてワイングラスに氷を入れて、アイスで飲むのです。
こうすることで、口の中でスモーキーな香りが広がる。
メインは千葉県産ジャージー牛とソーセージ
お口直しのシャーベットは、赤紫蘇。
紫蘇はお店のお庭で収穫したそうです。
パスタの量は調節できます。
私は少なめでお願いしました。
自家製麺のトマトの冷製パスタ
アイスとヨーグルトのシンプルなデザート
下には牛皮ときくらげの一口デザートも隠れていました。
最後のドリンクは、パッションフルーツのかき氷風
スプーンが添えられているので、かき氷として食べてもいいし、
氷が解けてから飲んでもOK
お料理 12皿
ドリンク 9種類
全部で2時間半と長丁場のランチでしたが、
わざわざ遠くまで来た甲斐がありました。
これだけ千葉にこだわった料理やお茶を堪能できて、二人で総額約3万円。
交通費もかかるし、決してお安くはないけど満足感はとても高い。
平日のランチで満席だったのも、納得のお店でした。
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