外苑駅前から徒歩数分の場所にある、ベトナム料理店へ行ってきました。
店名のĂn Đi(アンディ)は、
「食べてみて、召し上がれ」という意味だそうです。
大事なことを先に申し上げると、
シェフは、フロリレージュの元スーシェフ。
フロリレージュは、先日のミシュランで、2つ星から3つ星になったお店ですね。
そこでスーシェフだった方が作るベトナミーズは一体どんなお料理なのか。
期待しまくりまくりです。
場所はこの辺です。
飲み物はワインペアリングのコースなどもあるそうですが、
ランチでそんなに飲めるわけもなく、
さらに運転させられていたので、ノンアルコールをいただきます。
レモンスカッシュをおススメしてもらったんですけど、
ジュースなのに甘すぎず、お料理の邪魔をしないサッパリした味でした。
ランチは全7皿。
1皿目は、シグネチャーディッシュのサラダです。
発酵させた茶葉を中心に10種類の食材が並びます。
八女のほうじ茶、デコポン、トマト、キュウリ、ココナッツ、エシャロット、
桜エビ、胡麻、甘納豆、人参などなど。
金時人参のドレッシングをかけて、よく混ぜていただきます。
ベトナミーズを期待していきましたが、
そんなにベトナミーズではない。
でも色々な食感を楽しめる、おいしい一皿でした。
2皿目はベトナムのバインセオというお料理だそうです。
下にはお餅のような食感の生地があり、
上にはサーモン、いぶりがっこ 蕪のピューレ。
まだそんなにベトナミーズではない。
いぶりがっこのパリパリとした食感が面白かった。
3皿目は鮑の生春巻き
中には鮑の肝、ビーツ、リンゴ、ハーブが織り込まれていて、
キウイと甘酒のソースをつけていただきます。
パクチーが少し隠れていたので、
やっとオリエンタルな雰囲気を感じられましたが、まだまだ弱い。
もっとガツンとハーブが欲しい。
うーん。
ベトナミーズと思わず、ベトナムよりのフレンチと思って食べたらいいのかな?
と思い始める中年夫婦。
となると、うまい!
フレンチでパクチーを使うなんて最高かよ。
とか思っちゃう。
物事の捉え方って大事。
4皿目はお魚で、煮穴子のお料理なんですが、
主役は旬のケールだそうです。
乾燥させたケールと、ココナッツクリームを塗ったケール。
これを煮穴子を合わせていただきます。
お、ジャパニーズで来たぞ。
と思ったら、周りのパウダーはシナモンバジル。
山椒じゃなくてシナモン。
素材が喧嘩するかと思ったら、
すべてが融合していて、唸ってしまうくらいおいしい一皿でした。
なんでこんなに合うんだろう。
5皿目はメインディッシュで、上州牛のモモ肉です。
トマト、ブラッドオレンジ。
春の訪れを感じる一皿ですね。
周りの白い粉はベトナムのショウガパウダー。
パクチーも写真に写っていますが、もうベトナミーズというより、
フレンチを食べている心境にスイッチしました。
そう思うと、低温調理されたお肉が、ホントまじでうまい。
6皿目はフォーです。
アンディのフォーは、しっかりと出汁をとっているそうで、
香りも味もしっかりしています。
スープと麺だけでも完成されたお料理になりそうですが、
そこへ、ココナッツと合わせた青のりやハーブも混ぜていただきます。
一気にベトナミーズ寄りになりましたが、
超高級なフォーって感じ。(語彙力)
青のりを混ぜるとバターも溶け出すのですが、
私はこれがちょっといただけなかったかな。
好きな人もいると思うのですが、
例えるなら、 バターしょうゆラーメンは好きですか?って話。
私は普通のしょうゆラーメンが好きですよって話。
最後のデザートです。
まとめ
ランチは全7皿いただいて、一人5,900円でした。
私たちはもっとベトナムを感じたお料理を想像していたのですが、
「ベトナム寄りのフレンチ」と思って食べると、
この金額では大変満足な内容でした。
外苑から近いし、立地から考えるとお若いカップルのデートにはぴったりかも。
実際平均年齢は20〜30代くらい?
予約は公式HPのオンラインか電話でできるそうです。
予約困難店として知れ渡っているそうですが、
予約担当の相方によると、オンラインからだと取りやすかったそうです。
広尾には姉妹店もあるようなので、
次回はこっちにも行ってみようかな?
広尾店(姉妹店)アンコム(Ăn Cơm)の食べログサイトはコチラ
こちらのお店もご紹介しておきます。
あわせて読みたい