座席はカウンターだけの5席と、箱は小さく完全予約制
コースはおまかせのみで一人22,000円(税込・サ別)
ミシュランガイド広島・愛媛2018では一つ星
なんかもう「絶対おいしいでしょ」という条件が揃ったお店へ行ってきました。
予約はいつも通り一休.comと言いたいところですが、
OMAKASEから予約です。
シンプルな入口も潔い。
開ける前からドキドキが止まらない。
おら、わくわくすっぞ。
場所はこの辺です。
ホテルから歩いて向かいました。
今治駅から徒歩約11分だそうです。
店主に笑顔で出迎えてもらい、着席。
先に着席していたご夫婦とも、笑顔で挨拶。
良かった。
愛媛は良い人が多そう。
楽しく過ごせそうだ。
写真は梅シロップのソーダ割りです。
まずは一杯…ということで、愛媛県の石鎚酒造の日本酒をいただきました。
私はね、もう完全にお酒をやめたので眺めてるだけですけど。
おもむろに登場したのは、鱧。
鱧はこのあたりでもよくとれるそうで、今が最盛期だとか。
これを湯引きにするそうで、皮の硬いところは剥いてあるそうです。
まずは地物の赤雲丹と焼きナス、お出汁の煮凝り。
雲丹は、毎年北海道まで食べに行くくらいなので、
なかなか他で食べてもおいしいと思えないのですが、これは違った。
臭みはゼロではないけど、全然許容レベル。
なめらかな舌触りに焼きナスのホロ苦さと香りが加わっておいしい!
一品目がこれということは、この先かなり期待できそうです。
ちなみに北海道の雲丹は、先月食べに行きましたが、まだ記事にできていません。
来月くらいまでにはなんとか書き上げたいと思っています。
過去の参考記事はコチラ。
鱧の骨切りが始まりました。
何度聞いても良い音ですね。
鱧の湯引きです。
お醤油が添えられていますが、塩で食べるのが一番おいしかった。
これも素材がとても良い!
皮を剥いていあるので全体的に柔らかく、ストレスなしで食べられました。
涙豆(エンドウ豆)のお粥
豆自体がおいしいので、味付けは塩だけだそうです。
お粥って塩加減がとても難しいと思うのですが、
これはもう完璧。
お豆の素材もいいけど、塩も全然尖ってなくてまろやか。
ご主人はまだお若い感じなのに、
これだけの食材を仕入れて調理する腕をお持ちとは、末恐ろしい…。
お椀は天竺鯛(てんじくだい)
とても小さい魚で、このお椀で5匹使っているそうです。
香りが弱いので、上に炒り米を添えたとか。
こ…これは…!
なんかもう、素人の私があーだこーだと言えるレベルではない感じがしてきました。
私たちが崇拝してやまない、徳島の虎屋壺中庵に通じるものがありそうです。
良い食材に、その味を最大限に引き出す塩加減。
香りが弱いからと言って、炒り米を添えるセンス。
もうダメだ。
黙って食べますね。
愛媛の天然のクエ
アスパラは香川産だそうですが、
アスパラは収穫した後放っておくと、再び育ってくるらしいのですが、
これが意外とサッパリしていておいしいんだそうです。
添えてあるカカオは、ご一緒したご夫妻の手土産だそうです。
もちろんこれも醤油ではなく塩でいただきました。
カカオも合う!
これ以上は何も言うまい。
鮎です。
まだ生きています。
鯵の漬け。
手前にあるのは塩麴と辛子
箸休めは揚げナス
先ほどの鮎の塩焼きです。
目の前の炭火でじっくり焼いてくれました。
こ…これは!
何も言わないって決めたけど言いたい。
おいしい!!!!
この一言で察して!
マナガツオは味噌を付けてから揚げているそうです。
西京揚げです。
タコの酢の物
トウモロコシのご飯。
最後は、できたてのわらび餅。
ご主人が私たちと会話しながら何かを練っていたので
何かと思ったら、わらび餅でした。
硬さも甘さもちょうど良い。
総括を書きたいところですが、
私の語彙力では、どうホメたら良いかわからないくらい、
おいしいお料理の数々でした。
いや、そもそも私のような者がホメたって逆に失礼じゃないか。
そんな風に恐縮してしまうようなおいしさなんですよ。
このお店を見つけて予約をしたのは、いつも通り相方で、
普段はなかなか相方をホメたりしないのですが、
このお店を見つけて予約した相方をホメてあげたい。
そして、この日は私たち26回目の結婚記念日という点でも重ねてホメてあげたい。
あわせて読みたい