前回の記事の続きです。
越前 蟹の坊でおいしい「せいこ蟹」を食べた後ですが、
この日は「あらや滔々庵(とうとうあん)」という高級旅館で再び蟹を食べます。
前回の記事でも書きましたが、
去年訪れた某ホテルでの蟹はおいしくなかったのですよ。
北陸までわざわざ行ったのに。
「地方に行けばおいしいもんがある!」と常々思っているワタクシですが、
まぁたまには失敗するのですよ。
だから今年は失敗したくない!
少々高くてもいいんです。
こちとら50代の共働き夫婦です。
そこそこ蓄えはあるんです。
とにかく失敗したくない。
あらや滔々庵
というわけで、山代温泉にある『あらや滔々庵(とうとうあん)』です。
今年の5月に同じく山代温泉の『べにや無何有(むかゆう)』に宿泊し、
その高級っぷりに驚いたばかりでしたが(その時の記事はコチラ)
今回もたくさん驚いてきました。
山代温泉すごいな。
歴史的な宿というのは数あれど、
あらや滔々庵の歴史は古く、現当主で18代目だそうですよ。
当時のご当主は、まだ無名だった魯山人をバックアップしていたそうで、
魯山人は宿代の代わりに多くの作品を置いて行ったとか。
そんな歴史ある芸術品を多く所有する旅館ですが、
ミシュランガイド石川2021で4レッドパビリオンを獲得したそうです。
アクセス
・車の場合
金沢から山代温泉までは、車では約1時間。
・JRの場合
13~18時までの予約制で、加賀温泉駅までの送迎あり。
・飛行機の場合
到着
チェックインは14時(ちなみにアウトは11時)
私たちはレンタカーで向かったのですが、到着時はあいにくの雨。
しかし素晴らしい連携プレイで番傘を差し出され、
車もバレーパーキングで、
自分で傘をさすどころか、荷物も何も持ちません。
「ささ。中へどうぞ」と流れるように案内していただきます。
「私ブロガーなので、玄関の写真撮りたいんですぅー」
とか言う暇すらなし。
というわけで、これは手続き終了後、改めて撮影。
玄関
あらや滔々庵の玄関です。
いきなりの北大路魯山人作「烏」
大正4年の作品だそうです。
やだもう、ガラスケースとかに厳重に入っているのかと思ったら、
これじゃお触り自由じゃないか。
触らないけども。
一休.comのサイトにこんな構図で撮った写真が載ってたので、
真似して撮ってみた。
予約方法&プラン&料金
一休といえば、予約はいつも通り一休.comからです。
お部屋タイプは4種類
・数寄屋風ツイン
・和室
・半露天風呂付和洋室
・半露天風呂付和洋室「御陣の間」
それぞれのお部屋に4種類のプランがありました。
・北陸・加賀の恵みで口福・眼福のひととき【旬の懐石】
・【タグ付きずわい蟹】の”茹で蟹”を甲羅酒とともに
・【タグ付きずわい蟹】を”焼き蟹”で味わう
・【タグ付きずわい蟹】を贅沢に味わう
私たちは、半露天風呂付和洋室の【タグ付きずわい蟹】を贅沢に味わうプラン
1泊2食2名で、146,000円(税・サ込)
タグ付きずわい蟹を”茹で”と”焼き”でいただきます。
一人ざっと73,000円です。
半露天風呂付和洋室
さてさて、まずはお部屋のご紹介ですが、
ここは12.5帖の本間。
純和風旅館の佇まいですね。
このガラス入り障子を開けると…
なんと露天風呂に繋がっています。
2段になっている珍しい浴槽は、上が64度の源泉が掛け流され、
あふれる前に下の浴槽に注がれていくシステム。
よって上は熱湯、下はぬる湯になっています。
熱湯といっても入れないレベルではなく、
少しずつ注がれているので体感では42度くらい。
下は38度もないくらいですが、寝湯ができるほど浅いお風呂なので、
低めのお湯でのんびに長湯したい人にはピッタリ。
歯ブラシ、シャワーキャップ、カミソリ、ブラシ、浴用タオル
ポーラ・アロマエッセと、Amino Rice(アミノリセ)の化粧水と乳液。
ポールスチュアートは、男性用のアフターシェーブローションとかかな。
男性用は全然チェックしてこなかった。(すまん)
寝室には幅110cmのベッドが2台置いてあります。
6帖と公式に載っていましたが、6帖以上ありそうですね。
寝室にも大型テレビと、あとマッサージチェアがありました。
冷蔵庫は入口横にあります。
お値段はこんな具合ですが、加賀といえば加賀棒茶。
お部屋にあった加賀棒茶がおいしくておいしくて。
ほぼほぼ茶筒のお茶を飲み干してしまいました。
茶さじの裏には「荒屋」の文字が。
以前の屋号は漢字表記だったのかしら。
どれだけおいしかったかというと、買って帰ってくるくらいおいしかった。
60gで約800円也。
浴衣は、一人2枚ずつ。
2枚もいらないから、パジャマが欲しいなぁと思ったり思わなかったり。
麩饅頭をいただきました。
これがもう柔らかくておいしいのなんの。
私は餡子が苦手なんですが、それを飛び越えてくるおいしさ。
お茶請けがおいしい宿って、食事もおいしくないですか?
まずここで自分に合う味付けかどうかわかるような気がします。
お部屋も良いのですが、建物内にある北大路魯山人の作品を見に行かなければ!
蟹も楽しみですが、美術館並みに魯山人の作品が並んでいるらしいのです。
次の記事では、それらをご紹介します。
あらや滔々庵のHPはこちらです。
今回予約で利用した一休.comサイトはこちら。
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