どーん!
フレンチの最高峰、ジョエル・ロブションへ1年ぶりの再訪です。
世界一のメートル・ド・テルのM氏が不在になってからは足が遠のいていましたが、
4月から不定期復帰の吉報をいただいたので、再訪を楽しみにしていました。
相方「〇月〇日に予約したんですけど、Mさんいますか?」
M氏「いますよー」
というメールのやり取りをして、M氏確約。
せっかくロブションに行くんですから、世界一のサービスを受けたいじゃないですか。
私たち的に『ロブション×M氏=最強』なので!
この日オーダーしたのは、MENU B¥24,000円(税込・サ別12%)
M氏がいらっしゃるので、お客のみならず料理関係者をも魅了するデクパージュも
お願いすることにしました。
のちほど写真で登場します。
パンワゴンですが、これは数年前より種類が減った気がします。
平日のランチがなくなったり、あんなことやこんなことが変わってきているので、
ロブションといえども、名前の上に胡坐をかいているわけにはいかないらしい。
これも変化したことの一つ。
ロブションのスペシャリテですが、以前はオーダーしないと食べられなかったものが、
今では全員に提供されるようになりました。
先ほど選んだパンも、温めてからこのように提供されます。
自分が何を選んだか記憶力が試されますが、私はだいたい忘れて、
人のを食べてしまいます。
MENU Bは前菜を2品選べます。これは私の前菜その①
トマト 爽やかな酸味のボンボンと透明なジュレとのハーモニー
これは同行者の前菜①
サーモン アボカドでカネロニ仕立てにし 柑橘の香りで
相方の前菜①
フランスロワール産ホワイトアスパラガス
ミモザ仕立てにし ターメリックの香るヴィネグレットと雲丹を添えて
私の前菜その②
ミネストローネ 縞海老を鮮やかな春野菜とバジルでエスコート
相方と同行者の前菜②
奈良県産リーフマウンテンエッグ 中は半熟のままカリッと揚げ、キャビアをのせて
これはプラス料金が3,000円追加。
名前からしておいしそうなものは、追加料金がかかるという
うまい具合になっています。
前菜は2品でしたが、メイン料理は1品です。
さきほどお話しした、デクパージュをM氏にお願いしたかったので、
デクパージュとは、お客の目の前で料理を切り分けるサービスです。
丸焼きされた鶏を素晴らしい技術でさばいていきます。
追加料金が5,000円もかかって、かなり高いですけど、
M氏のデクパージュは、それくらいの価値があります。
目にもとまらぬ速さで切り分けられました。
M氏は5分もかからずここまでさばいてきますけど、
人によっては15分以上かかったりするようです。
私だったら半日かかるかもしれません。
鶏の個体をいち早く理解して、
関節の具合をみながらナイフを入れていくんだそうです。
「今日の鳥は、関節が締まっていました」なんて言ってたけど、
ド素人の私にはなんのことやら。┐(´-`)┌
鳥の関節なんて、私だったら手でバキッと折りますけどね。
デクパージュのサービスをしているお店は少ないようなので、
機会がありましたら是非。
プロの技を目の前で見られるのは、間違いなく圧巻です。
まずはもも肉をいただきます。
手前にあるのはフォアグラ。
一人分でこの大きさです。
これは徹底的になめらかにしたマッシュポテトです。
ロブションのポテトは絶品。
次は胸肉です。
メイン1皿と言いつつ、2皿来ました。
プラス5,000円なのも、なんとなく納得。
この後はチーズワゴンがあったんですが、
パスしてしまったくらい満腹になりました。
プチデセールは写真撮り忘れ。
これは私のメインのデザートで、
ローズ アマンド香る純白の薔薇に
水々しい柑橘とその果汁で作ったキャラメルを合わせて
アップで見ると、雫が写っているのが見えますか?
相方と同行者のデザート。
デコポンと晩白柚を閉じ込め ヴェルジョワーズブリュンの香るクランブルと共に
デザートはこれで終わりではありません。
デザートワゴン、その①
その①ということは、その②もあります。
ケーキやらアイスやらがたくさん乗っていますが、
満腹だというのに、あれもこれもと選んでしまうのはなぜかしら。
しかし、これらは料金に含まれていますので、安心して召し上がってください。
そしてもう一度言いますよ。ワゴンその②もあります。
デザートワゴンその②
こちらはプチケーキやらカヌレやらが乗っています。
これらのワゴンは、M氏がお客様満足度向上のために提案したそうですが、
実現させるまでかなり苦労した。という話を聞いたことがありますので、
食べるときは心してお召し上がりあそばせ。
お茶は、コーヒーや紅茶以外に、プラス1,000円でフレッシュハーブティも選べます。
数種類あるハーブから好きなものを選ぶことができますし、お任せも可能。
フレッシュなので、とても薫り高いです。
約1年ぶりのロブションでしたが、
M氏がいるロブションは最高に魅力的な空間でした。
洗練された立ち居振る舞いもそうですが、
私たちの会話に入ったり出たりのタイミングや、
こちらの要望をいち早くキャッチする能力。
すべてがお料理をおいしくさせていく要素となっていきます。
これなら12%のサービス料にも納得です。
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