コレド室町2の1階にある、ラ・ボンヌターブルへ行ってきました。
こちらは、青山にある2つ星フレンチ、レフェルヴェソンスの姉妹店です。
レフェルのエッセンスは残したまま、カジュアルな感じになっています。
フロアスタッフはスーツではなくエプロンで接客。
お水もミネラルウォーターではなく、水道水をじゃんじゃん注いでくれる。
でもレフェル。
私は『レフェル・カジュアル』と命名しました。
オープンキッチンなので、厨房の雰囲気がそのまんま伝わってきます。
お店に入ったとたん、レフェルにいた方と再会。
「こちらに異動していたんですね!」
「そうなんですよ。スーツからエプロンになって雰囲気が違うから
分からない方が多いんですよ。」
レフェルの2つ星ならではのかしこまった接客もいいですけど、
修行を積んだうえでのカジュアルな接客も心地いい。
懐かしく、楽しい再会になりました。
LUNCH 品数4品
¥3,960円(税・サ10%込)
4品とはいえ5千円を切るお値段設定です。
食べログから予約もできるようですよ。
ペアリングもできるようなので(ランチ2,900円 ディナー6,800円)
私はアルコール3種とノンアルコール1種でお願いしました。
内容は相談できる柔軟さもあります。
相方はノンアルコールでペアリング(ランチ1,500円 ディナー4,000円)
サラダですが、普通のサラダではありません。
説明を聞く気満々で待ち構えていたら、
空気を察知して細かく産地も説明してくれました。
「わー。相変わらずこだわりが強い!さすがだなー」
感動しながら聞き入っていましたが、今となってはまったく覚えていません。
自分の記憶力を呪いたくなります。
タチの悪い『説明してくれ詐欺』みたい。
窓からの景色も、とても日本橋とは思えないくらい小じゃれてました。
パンはレフェルと同じものです。
これも高ポイント。
このパンは、とてもおいしいのです。
新玉葱のスープ、ニョッキ、ベーコン、ビーツ
水は一切使わずに、新玉葱の水分だけを利用しているそうです。
30個も40個も使って作ると複雑な味に生まれ変わるそうで、とてもおいしい。
そこにニョッキを加えると、ジャガイモの甘味が加わり、
ベーコンを食べれば動物性の甘味。ビーツは根菜の臭み。オリーブオイルの香り。
すべてがバランスよく完成された一品でした。
ペアリングは、ノンアルコールのクオリティが高かった。(写真はワインだけど)
様々なものを掛け合わせながら3日くらいかけて開発するそうで、
見た目は普通のワインなのに、ノンアルコール。
料理にも合うし、甘いだけのジュースではないので、
アルコールを飲めずに我慢させられている方にはおススメのペアリング。
豚稲藁焼き、発酵菊芋と麦茶のソース、ローズマリー、エリンギ
運ばれてきたときから藁焼きの香りがしっかり香ってきます。
食べているうち香りに慣れそうなものなのに、最後まで楽しませてもらいました。
これは相方のメイン。
熊野地鶏と菜の花のパイ包み、縮みほうれん草とアサリ出汁のソース
本家のレフェルで毎回提供されるパイの、大きさが違うバージョンです。
本家はこの半分くらいのサイズですが、レフェルでパイを作っていた方が、
現在コチラでシェフをしているんだそうです。
パイの中身はもちろん違いますけど、味は間違いありません。
メインで食べることができるのも、レフェル・カジュアルならでは。
これを食べたくて来るお客様もいるとか。
私のデザート
ペアリングするのは、コチラ。
千葉の日本酒だそうです。
これがデザートにピッタリ合う!
お酒に合わせてデザートを作ったのか、
デザートに合わせてお酒を造ったのか。と思うくらい。
「よく見つけたって感じですよね?」っておっしゃってましたけど、
パッションフルーツの香りをお酒で増幅させるかのような、
不思議な力を持ったペアリングでした。
相方のデザートは、その名も『苺と綿あめ』
ネーミングを聞けばだいたい想像できそうなものなのに、
これをチョイスするとは安定の女子っぷり。
最後のドリンクは、加賀棒茶も選べるということでお願いしたら茶托で登場。
ハーブティーをお願いした相方も茶托で出してもらっていました。
こういうところもレフェルっぽい。
ちなみにディナーはこんな内容らしいです。
デギュスタシオンなので、こんなには食べられないけども、7皿で8千円ちょいです。
安くないけど安い。
最後のお茶菓子はたこ焼き?ではなくフォンダンショコラです。
合計2人で12,000円ちょい。
良いお店を発見しました!
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