予約困難店というのは世の中にたくさんあるわけですが、
今回はその中のひとつ、
代官山にあるイタリアンTACUBO(タクボ)予約ができましたので、ご紹介します。
アンジャッシュ渡部のお気に入り店としてメディアに登場する機会が多く、
もともと人気店だったのが更なる人気上昇で予約困難店になってしまったようです。
アクセス
代官山からは10分くらい歩きましたが、
ハイセンスなお店がたくさん並んでいますので、
見ながら歩いていると、意外と時間を感じずに到着します。
店舗情報
<予約>毎月1日の11:30から翌月分の予約ができます。
<営業時間>月~金 17:00~ 20:30~ 2部制
土曜日 12:00~ 18:30~
<メニュー>ディナー お任せコース(キャビア1瓶付)21,000円
ディナー お任せコース 15,000円
<座席>カウンター8席 あと個室もあるようです。
予約方法
予約困難店というだけあって、通常の手順ではなかなか難しいようです。
「どうやって予約をとったの?」と相方に尋ねたところ。
「ネット」と、一言返ってきました。
でしょーね。
ここで「チケットぴあ」とか言われたら驚くわ。
しかし有益な情報を聞き出さなければなりません。
なぜなら私はブロガーだから。
「一休とかポケットコンシェルジュとか?」
「あんまり言いたくないんだけど、OMAKASEっていうサイトがあってさ」
「ふむふむ」
「それを利用すると2か月先まで予約が取れるんだよ」
「ほほーぅ」
「他にも予約困難店がたくさん載ってるんだけど、
OMAKASEはまだそんなに周知されてないから、お前のブログには載せないで」
とお願いされました。
しかーし!
しっかり載せちゃいます!
なんならサイトも貼っちゃいます。
なぜならば、私はブロガーだから!
<業務連絡>相方へ。
TACUBOのHPに「予約はOMAKASEをご利用ください」って書いてあったので
結構周知されていると思われます。
タクボを一躍有名にしたのは薪焼き。
カウンターだと田窪氏の一挙手一投足が見られます。
私たちは平日の17時~予約しましたので、5分前にはお店の前でスタンバイ。
20時半からのお客様がいると思うと、さっさと食べなければ!
と無駄な責任感を抱いてしまった…。
実食
私たちは15,000円のおまかせコースを注文しました。
オリーブの中にはアンチョビが詰まっています。
いきなりの一品目がおいしくてビックリ。
ムール貝、枝豆、EVER GREENオリーブオイル
見た目の通り茶碗蒸し風。
ムール貝が『これでもか!』と入っていました。
ワインもいただきながら…。
イタリアワインはよくわからないんだけど、ペルラ・デル・ガルタというワイン。
鱧、ブラータ、秋トリュフ
鱧はおいしいんだけど、トリュフの香りが全然しなかった。
ストーン・ストリート
これはカリフォルニアワイン。
カリフォルニアらしく、しっかりと重厚な味わいの白ワインでした。
いろいろな茸、卵、クレームソワニエ
これが今日イチでおいしかった!
オムレツっぽい食感なんですが、卵がふわふわで甘い。
チーズが良いアクセントになっていました。
キューブ型のパン
ホタテ、春菊、唐墨
この自家製パスタもおいしかったです。
カウンター席なので、調理の一部始終が見られるのは、とても楽しい。
ジッファロ
これはどこかの刃物屋さんがTACUBO専用に作ってくれたナイフで、
週に1回なんちゃらって刃物屋さんが磨きに来るそうです。
お肉の切れ味は抜群!
そしてメイン登場です!
本日は岩手の短角牛。
メニュー表には
「岩手 短角牛×薪×切れ味」
って書いてありました。
TACUBOは藁焼きで人気が急上昇したお店ですし、
シェフの田窪氏は、開店からずーっと窯の前でスタンバイしているし、
これは期待大!と思いましたが、ここにきて急降下。
写真から伝わる情報はとても少ないと思いますが、
開店からずっと窯の前でスタンバってて、焼けたお肉がこれ?
というのが私たちの感想です。
ファンの方には申し訳ないですけど、
この料理からはなんの感動も生まれませんでした。
火入れも味も。
短角牛って、もっとおいしいんだからね。
添えてあるサラダの方が、ふわふわと軽くてドレッシングの酸味もちょうどよく
おいしく感じられたくらいです。
その日のよって使うお肉が変えるようなので、
この日がたまたまだったのかもしれませんけどね。
花キラリ、舞茸、マジョラム
これはまたおいしいんです。
お米の硬さが抜群に良い。
要するにお肉以外はおいしい。
TACUBO風ボロネーゼ
お腹の具合に合わせて、ポーションは調節してくれます。
これはちょっと少な目。
瀬戸ジャイアンツ、梨、ライム
瀬戸ジャイアンツとは岡山産のブドウです。
さすがフルーツ王国。めちゃくちゃうまい!えぐみがまったくありません。
皮ごと全部食べられます。
ミルク、ピスタチオ、マルサラ
「お好みでマルサラ酒をどうぞ」
と言われたので、アイスに掛けて食べたらおいしかったです。
アフォガード(アイスにカプチーノを掛けるやつ)みたいな感じ。
最後はハーブティとフィナンシェ
フィナンシェは結構しっかり焼いてあります。
感想
①支払い総額が47,000円でした。(酒、税、サ込み)
②藁焼きのお肉がメインでしたが、私たちには普通のお肉でした。
ファンの方々、素晴らしさをお伝え出来ず申し訳ない!
③おいしいお肉を味わいたいのなら、おいしいお店は他にたくさんある。
④田窪氏が窯の前からずっと動かないのが不思議だった。
常連さんとばかり話してないで、一見さんともお話ししましょ。
⑤二部制なので仕方がないのは分かっているけど、隣に座っていた人が
まだ食べ終わっていないのにお皿を下げられていたのはかわいそうだった。
⑥料理は全般的においしい。
でも15,000円出してもう一度食べたいか?と問われたら考えてしまう。
そもそも予約困難店だし、同じような金額でおいしいお店は他にある。
<総括>
高いお金を出せばおいしいものが食べられるって分かっているんだから、
安くておいしいお店を探してって言ってるのに探せない相方が悪い。
『予約困難店』というブランドにやられて飛びついた相方が悪い。
要するに相方がすべて悪い。
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