おいしいもんが好き!

50代夫婦が、ちょっとグルメな大人旅&食べ歩きを目指してます。

【恵比寿】ラ・ターブル ドゥ ジョエル・ロブションでクリスマスランチ

長男の彼女を誘って、3人でロブションへ行ってきました。

 

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長男は2021年の春までアメリカ留学。

帰国は許されていないので年末年始も帰ってきません。帰れません。

せめてクリスマスくらいは私たちがフォローしようとお誘いした次第。

 

『彼氏のご両親と食事なんて緊張しちゃうから行かない』とならず、

「行きます!絶対に行きます!」と応えてくれるところに、

彼女の人柄を感じていただきたい。

 

 

 

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2階のガストロノミーか、1階のラ・ターブルか迷ったんですが、

ガストロノミーはやはり特別な空間。

 

彼女の人生で初めてのガストロノミーが、

私たちの思い出で埋まってしまうのは申し訳ないので、1階にしました。

 

 

 

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12月20日~25日はクリスマス限定メニューです。

9,000円、12,000円、15,000円と3コースあり、

今回は真ん中の12,000円コースにしました。

 

 

  

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ズワイガニ甲殻類ジュレ

なめらかなカリフラワーのクレーム

 

これはロブションのスペシャリテです。

ガストロノミーだと雲丹が入っているのですが、

ラ・ターブルだと入らないようです。

ちょっと残念でしたが、甲殻類ジュレがとても濃い!

 

以前、甲殻類を扱う量が他店と圧倒的に違うという話を伺ったのですが、

高級店にしか出せない濃さなんだと思います。

 

 

 

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キャビアは、我々が行くという情報をどこかからキャッチしたという

某ロブション関係者からいただきました。

ロブションの情報網すごいなぁ…。

キャビアもピカピカに輝いています。

 

 

 

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フォワグラと根セロリのテリーヌ

コンソメジュレとトリュフヴェネグレットと共に

 

フォワグラはしっとりしていて文句なし。

ジュレも続くけれども、今回はコンソメジュレ

こちらも濃い!

 

ナイフとフォークしか渡されなかったんですが、

スプーンですくって全部食べたいくらいおいしかった。

 

 

 

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カボチャのヴルーテ 黒トリュフのクーリと鴨肉のスモークを添えて

 

これもロブションの定番。 

カボチャのスープにベーコンが添えてあるのは良く見るけれども、

今回は鴨肉ですよ。

 

 

 

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平目 しっとりと火を入れ

小さな野菜のマリニエールとソース・シャトーシャロン

 

『しっとりと火を入れ…』って誰がネーミングするんでしょう?

本当にしっとりと火が入っていました。

 

 

 

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鳥取県産大山どり 胸肉をしっとりと加熱し

栗とゴボウ 赤ワインソースと共に

 

こちらも『しっとり』です。

 

 

 

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フォレノワール クリスマスの森で見つけたシャンピニオン

 

キノコの形をしていますが、キノコじゃないですよ。

中を割るとクリームやらのおいしいもんが出てきます。

 

 

 

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ミニャルディーズ

 

6年ぶり、2回目のラ・ターブルでしたが、味はとても良かった。

家に帰っても「おいしかったね」の会話が止まらず、

なぜこんなに感動しているのかと思ったら、量がちょうど良かったんです。

 

2階のガストロノミーだと、皿数が同じでも

なんだか知らないうちに満腹になってしまって、最後が苦行になってしまう。

 

ちょうどお腹の具合が良い感じで終わると、こんなに感動的になるのか。

と新たな発見ができました。

 

 

 

しかし先ほど『味は良かった』

なんて含みのある言い方をしましたけど、あとは今一つでした。

 

ラ・ターブルは連続してミシュラン2つ星を獲得していますけど、

同じ2つ星でも「3つ星を獲りたい!」と奮闘しているお店とは違う2つ星だな。

と感じることが多かったです。

 

お料理も、ジュレが続いたり、

カボチャの後に再び黄色いお皿が来たり、しっとりが続いたりと変化が乏しい。

クリスマスメニューで短期間だから…なんて思っていませんか?

せっかく味が良いのにもったいない。

 

サービスも、ロブションがこれでは困るということが多かったです。

座席数が多いのかスタッフが少ないのか、動きが速くて余裕が感じられない。

お客様にサーブする時、もう一呼吸欲しい。

 

星を獲得しているお店で客が要望を出すのは

暗に「気が利かないわね」という意味になって失礼なので、

私たちは希望があっても言わないようにしていますが、

それにしても気づいてくれない。

グラスが空ですよー。

 

前日「ジャケット着用」の念押しを含めた確認電話が来たにもかかわらず、

フリース、デニム、スニーカーのカップルが目立つ席に座っていた。

お断りせよ、とは言わないけれども、

目立つ席に座るということは、その日のお店の雰囲気がそうなりますよ。

席にご案内する前に、予定の席と変更する機転が欲しい。

 

2つ星店がこれでは、

1つ星店のサービススタッフがガッカリするんじゃないだろうか。

 

 

 

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いろんな意味でロブションは私たちの食べ歩きの原点にして頂点なのです。

味はどうとかサービスや雰囲気はどうとか。

 

なのでこれだけ言っても、また行くと思います。

そして、しっかりきっちり観察してこようと思います!