大分に来たら外せないのが、フグの名店、山田屋。
いや。
山田屋に来るために大分に来た。が正解か。
いや、マジでおいしいですよ。
ここに来るまで早朝自宅を出発して飛行機に乗り、
ざっと12時間くらいかかってますけど、どうってことないです。
そんな風に感じる名店です。
キムタク主演のグランメゾン東京でも言ってましたね。
「そのために旅行する価値のある卓越した料理」がミシュラン3つ星の定義だと。
大分はミシュラン圏外ですが、
私たち的には間違いなく3つ星に値する名店だと思っています。
東京西麻布にも支店があり、コチラはミシュラン2つ星を獲得しています。
ちなみに2つ星の定義は「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」
しかし私たちは一度も行ったことがないんです。
これだけ本店には来ているというのに。
なぜかというと、東京あるあるなんですが、東京だと高いんですよ。
私たちはいつも15,000円のコースをいただきますが、
同じものを西麻布でいただくと、33,000円
2人で行ったら、差額36,000円。
ちょっとした旅費になります。
それならば新鮮なフグを臼杵で食べてしまおう、となるのです。
今回は「竹の間」
料亭というだけあって、どのお部屋も雰囲気がありますよ。
接客も皆さん着物を着てらっしゃいますが、気さくな方ばかり。
相方が必ず注文する、ヒレ酒。
私はヒレ酒はちょっと苦手なので、飲みません。
前菜
てっさ
ご覧下さい!
この透明な身を!
夏に来てもおいしいですが、旬の時期は甘味が増します。
今回も大きな白子です。
カボスと比べると大きさが分かりますか?
表面がカリっと焼かれていますが、
中はお餅のように柔らかくてトロッとしています。
このクラスの白子は、なかなか他所では食べられないと思う。
フグのから揚げ。
さー。お鍋ですよ。
最後はフグ雑炊。
フグの出汁がしっかり出ているので、とても深みがあります。
山田屋さんは、おいしいフグを食べるのも目的の一つですが、
女将さんはじめ、お店の方々に会うのも大きな目的の一つです。
手土産を持っていくと、倍以上のお礼の品をいただいてしまって、
毎回、海老で鯛を釣る状態になってしまうんですけど、
頂戴する山田屋のポン酢は本当においしいです。
お醤油にこだわりがあるようで、その辺のポン酢とは全然違います。
おいしい料理に、楽しいおしゃべり。
臼杵駅は夜になるとなかなか電車が来ないので、
時計を見ながらの滞在になってしまいますが、
次回は3月の再会を約束してお店を後にしました。
今年も3回くらい行ってしまいそうな気がします…。