宿泊記①の続きです。
ぷれざんす桜井はオーベルジュ(泊まれるレストラン)なので、
食事だけを目的としたお客様もいらっしゃいます。
「いらっしゃいます(キリッ)」と言いつつ、
この日は私たちを含め利用者は2組のみで、どちらも宿泊客。
これだったらお風呂入ってお化粧落としてスッピンで来ても良かったじゃーん。
食べ終わったらゴロゴロしたいよー。
お風呂に入るとか、超めんどくさいよー。
心の声がダダ洩れしないよう、笑顔を振りまきながら着席し、
シレっと「シャンパンを…」なんてオーダーします。
オーベルジュってあまり泊まったことないですけど、
ちゃんとした格好で食事をいただかなければいけないのが、とても面倒(ワタシテキニ)
でもお客様が少ないので、サービスは行き届くし、
お料理のタイミングも良いし、悪いことばかりではありませんでした。
写真撮影の許可ももらったので、ジャンジャン撮りまくりたいと思います。
野菜畑に見立てた宇陀金牛蒡と人参のコルネ
収穫をイメージしたお料理となっています。
左から人参、牛蒡、人参、牛蒡。
牛蒡のエキスが効いたコンソメスープです。
サイフォンで抽出してからいただきます。
鱈の白子のコンソメロワイヤル 菊芋のスープ トリュフの香り
「これが菊芋ですよ」って見せてくれました。
生姜に似ていますね。
ひらまつといったら、丸ごとエシレバター。
過去の記憶では、使い終わるとまた1個丸ごと提供してくれたんですが、
さすがに中年夫婦が一人1個のバターは食べすぎだろうと思ったので
控えめに使います。
後で聞いた話だと、
やっぱりバックヤードにはエシレがてんこ盛りで置いてあるらしい。
奈良県産野菜 トマトと黒オリーブのタップナード 麹味噌風味
ぷれざんす桜井のお料理には奈良県産のものがふんだんに使われています。
よーく見ると、白い苺もあるんですよ。
「パールホワイト」という品種だそうです。
甘鯛の炭火焼きと焼きリゾット
このお料理の主役は甘鯛なんですが、
上に添えられているのは、ほうれん草の根っこです。
根っこがとても甘いので、
農家さんに無理を言って根から引き抜いてもらっているんだそうです。
抜くのも大変ですが、洗うのも大変そうですよね。
手がかかっているであろう一品ですが、
ほうれん草がここで凝縮しているような甘味のある、おいしいおいしい根っこでした。
平目のア・ラ・ヴァプール シャンパンソース
大和ふとねぎのキッシュと共に
ネギが、とても甘い。
塩加減がちょうどよく、甘みを引き立てるためだけに使われていました。
網獲り尾長鴨とフォアグラのパイ包み
これがトンカ豆です。
杏仁のような、バニラのような香り。
フレッシュ ぷれざんすスタイル
と銘打たれたデザート
食後は、こちらのラウンジでお茶をいただきます。
小菓子も最後まで手を抜きません。
美しい…。
ここからは朝食です。
パンの量がとても多いのですが、残してしまったら、
アランミリアのジャムも一緒にお土産で持ち帰ることができました。
卵メニューは目玉焼き、スクランブル等々から
好きな調理法を選べました。
ガレッドも可。
朝食は、夕食時のシックな雰囲気とガラリと変わり、
窓からの明るい光を浴びながら、気分良くいただくことができます。
写真にも逆光の方が良く撮れるので、何枚も撮ってしまいました。
出来に関しては、ぼんやりした写真かもしれないけど、私的には激アツでしたのよ。
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