おいしいもんが好き!

50代夫婦が、ちょっとグルメな大人旅&食べ歩きを目指してます。

【長野県】小布施堂本店  前日から行列ができる、朱雀(モンブラン)をいただく

 

 

 

まさか、自分の夫が資生堂洗顔フォームを使っているだなんて思いませんでした。

 

先日、相方(男)と新宿のデパートを歩いていた時

資生堂に行きたいから付き合って」と言われました。

 

「いーよ」

「え?っていうか資生堂?」

資生堂に何しに行くの?」

 

洗顔がなくなっちゃってさ」

 

「え?資生堂洗顔使ってるの?」

 

「そう」

 

あまりにもナチュラルに言うので半信半疑で付いていったら、

本当にあの資生堂で男性用の洗顔フォーム買ってました。

ちゃんと美容部員のお姉さんから。

それも2,000円超えるやつ。

なんなら「会員カード持ってますか?」なんて言われちゃってた。

 

でも私(妻)としては認めたくない。

自分の夫が2,000円の洗顔フォームを使っているだなんて、信じたくない。

そこまで女子だったなんて、思いたくない。

私なんて、どこにでも売ってる300円の洗顔フォームなのに!!

 

 

洗顔フォームに2,000円もかけるなんて、もったいないよ」

 

「お前はいくらの使ってるんだよ」

 

「スーパーで買った300円のやつだよ」 

 

「だからそんな300円みたいな顔しているんだよ」

 

「なんだそれ、面白いな」

 

 

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相方が買ったやつ。

 

 

 

もう突っ込む気力もなくなってきた我が家の乙女男子ですが、スイーツも大好きで、

ずっと「長野にあるモンブランが食べたい」と言い続けておりました。

 

なんでも栗の名産地、長野県小布施には

『朱雀(すざく)』という伝説のモンブランがあるそうで、

新栗の季節(9~10月)の1か月しか提供されず、

予約もできず、

食べるには行列必至、

前日の夜から並ぶ人もいる。

 

という人気っぷり。

 

しかし、それがこのコロナによる三蜜回避のため予約ができるようになり、

というか完全予約制となり、行くことができました。

 

 

自宅から車で3時間半かかりました。

 

 

 

 

 


公式のHPを見るとわかるのですが、

朱雀を食べるには3つの方法があるようです。 

 

① 本店の朱雀コース

 これは5品の食事付きで、最後のデザートとして朱雀が提供されるもの。

 @5,000円(税込)

 

② 栗の点心朱雀

 朱雀だけの提供 @1,500円(税込)

 

③ モンブラン朱雀 

 洋風にアレンジされた朱雀 @1,600円(税込)

(③だけが通年で提供されているらしい)

 

 

HPによると、朱雀は採れたての新栗を蒸して裏ごししたものを、

砂糖も何も加えず、そのまま栗あんの上に盛ったそうです。

 

 さぞや、食べログでも「おいしい」と高評価なんだろう…と思ったら、あれ?

 

『栗を蒸しただけなので、口の中の水分を全部持っていかれる』

 

という意見が多く「おいしい!」と明言している口コミが少ない。

③の洋風にアレンジされたモンブランの方がおいしいと、

ハッキリ言わないまでも、遠回しに表現されている口コミもある。

 

 

これ相方…やらかしたんじゃ。

 

 

 

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おいしいのか、おいしくないのか!

ドキドキしながら小布施堂本店到着。

 

 

 

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店内では、持ち帰り可能なお菓子も売っています。

乙女男子はここで栗の羊羹とか、パウンドケーキとか、

ねりきりを自分用に購入していました。(私は和菓子が苦手) 

 

 

 

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予約時間が近づいてきたので、本店周辺でウロウロしていたら、

 

「建物裏にある、大きな栗の木を曲がったところにある入り口でお待ちください」

とアナウンスされました。

食事つきの本店朱雀コースは、ここから入るようです。

 

 

 

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時間になると、検温&消毒を済ませて着席。

席は予約時に希望の場所を指定できます。

 

 

 

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着席してから15分くらい待ったでしょうか。

食事が運ばれてきました。

 

 

 

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秋鯖椀

 

鯖は脂がのっていておいしかった。

出汁も優しい味。

 

 

 

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栗ご飯

 

お米はもち米。

栗はホクホクですが、口の中の水分を持っていかれます。

朱雀の予行練習をしている感じ。

 

 

 

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肉団子

 

 

 

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栗の茶巾絞り 葛仕立て

 

 

 

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雁の山

 

 

 

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ぶどう餅

 

 

 

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お料理は全般的においしかったです。

朱雀がメインなので、そんなに期待しないで行ったんですが、

5,000円のお食事としては十分。

 

 

 

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そして、いよいよ朱雀登場。

第一印象は「大きい!」でした。

 

 

 

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栗の香りがとても良いです。

そうめんのような栗の部分に砂糖は使用していないそうですが、

栗の甘い香りがします。

 

 

 

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中を割ると、栗あんが入っています。

これは甘いです。

 

食べた感想は………素直においしい。

 

口の中の水分を全部持っていかれるとか、

もしかしておいしくないんじゃないかとか、

前情報があまり良くなかったんですけど、

おかげで対処できたというか…。

 

周りの素麺のような部分は、たしかに甘くないので、

これだけで味の感想を言うのは難しいです。

 

しかし栗あんと一緒に食べると、すごくおいしいです。

栗の苦みがよい感じに調和されるし、適度に水分もある。

 

なんだ、おいしいじゃん!

 

しかし、量が多いです。

半分くらいまでは「おいしいね」と言いながら一気に食べられましたけど、

そこで箸が止まりました。

 

周りを見回すと、同じように箸が止まっている人が多く、

「食べきれないね」というヒソヒソ声も聞こえてきます。

 

ここまで来て残すなんて!

と最後は気合で食べきりましたけど、

普通のモンブランの4個くらいあるんじゃないでしょうか。

 

こんなに人気なんだから、サイズを小さくして受付人数を多くすればいいのに。

と思ったけど、そうはいかない事情もあるんでしょう。

 

せっかくおいしいのに、最後が苦行になってしまったのはもったいなかったかな。

3時間半かかりますし、1回食べられればいいって感じですけど、

一度は食べてみてもいいモンブランかもしれません。

 

 

予約は公式HPからできますよ。

 

 

 

 

 

 

 

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