出雲大社と言えば、
旧暦の10月は「神無月」ですが、全国の神様が出雲へ集まってくるため、
出雲地方では「神在月」と呼ばれる。
なんて話が有名ですね。
しかし私たちが行ったのは1月です。
文句なしに「神在月」ではない。
では、なぜ行ったのか。
前回の記事で書きましたけど「神様に呼ばれた『気』がしたから」
「気のせいじゃね?『気』だけに」
とか言った人、放課後職員室へ来るように。
神在月ではないけど、少しでも多くの御利益をいただきたい欲深な私たちは、
ここで砂を集めます。
この砂は出雲大社境内の奥にある『素鵞社(そがのやしろ)』で使います。
『素鵞社』にある砂箱には、ご利益たっぷりの砂があるのですが、
これを頂戴するには、稲佐の浜の砂を同じ量持っていかなければならない。
というルールがあるそうなのです。
改めまして、出雲大社へ向かいます。
3年ぶり、2回目の参拝です。
前回は参拝客がたくさんいましたが、今回はこんな感じです。
これはこれで厳かに参拝できそうです。
まずは『祓社(はらえのやしろ』で、本殿参拝前に心身を清めます。
出雲大社でのお作法は、一般的な「二礼二拍手一礼」ではなく、
「二礼四拍手一礼」です。
『松の参道』は、樹齢数百年の松の根を守る目的で通行止めとなっているため、
左右にある参道を歩いていきます。
銅でできた鳥居は、1666年毛利家から寄進されたそうです。
拝殿で、まずはご挨拶をします。
出雲大社は大きな注連縄(しめなわ)も有名ですが、
それはこちらの注連縄ではなく、神楽殿にあります。
これでも十分迫力がありますけどね。
そして、ご本殿で参拝します。
歴史音痴の相方は、この話を何度しても覚えられません。
「へー、そうなんだ」
毎回同じ、心のこもっていないリアクションが腹立たしい。
そして、御本殿の裏にあるのが『素鵞社(そがのやしろ)』
『素鵞社(そがのやしろ)』があるエリアは、
出雲大社、最大のパワースポットと呼ばれているそうで、
『素戔嗚尊』とも表記されます。
大変な暴れん坊で、困ってしまった天照大御神が天岩戸にお隠れになった話とか、
八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したお話が有名ですね。
そして、御本殿の御祭神「大国主命」は、須佐之男命の6世の孫です。
『素鵞社(そがのやしろ)』の下には、このような砂箱があるので、
先ほど、稲佐の浜で集めた砂をこの箱に納め、
同じ量の砂を頂戴していきます。
この砂は、ご利益たっぷり。
邪気を祓う力もあると言われているそうで、
自宅敷地の四隅に撒いたりすると良いそうです。
ふっふっふっふっふ。
同じく『素鵞社』の裏にある岩場もパワースポット。
出雲大社の裏にある八雲山には神々が住んでいるため
聖域として立ち入り禁止となっています。
その山肌に唯一触れることができるのが『素鵞社』裏手の岩場なのです。
ご本殿の西側に行くと、小さな「拝礼所」があり、
もう一度手を合わせることができます。
これは本殿、御祭神の「大国主命」が西を向いて鎮座しているため、
こちらから改めて参拝すると良いとされているそうです。
こちらは、神楽殿。
この大注連縄が有名ですね。
長さは13メートル。
重さは5.7トンもあり、数年に一度新しい注連縄と交換するそうです。
出雲大社を後にします。
次はいつお参りできるかな。
呼ばれたら、また行きます。
えへへ。
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