私たちはジビエ好きなんですが、
ずっと行きたいと思っているお店が2店あります。
そのうちの一つが、今回ご紹介する『囲炉裏料理いわや』
なかなか予約ができないお店です。
ぼたん鍋は、猪肉を使った鍋ですが、猪猟の期間は11月~3月。
この時期になると『ぼたん鍋』がおいしくなるし、
珍しいとされる生肉で味わうことができます。
禁猟時期になると冷凍肉になってしまうため、冬に行ってみたかったのです。
場所はこの辺ですが、駅からの公共交通機関がないのかな?
(あったらごめんなさい)
私たちはJR篠山口まで電車で移動、その先はレンタカーを利用しました。
タクシーに乗った方が安いのかもしれませんが、
今回はJRのレール&レンタカーという、
JRの切符とレンタカーを組み合わせたお得プランを利用した方が安かったのです。
(JRの切符代が2割、レンタカー料金が1割引き)
「いわやさんは地元でも有名なんですよ」
レンタカー屋さんからもおススメを受けながら出発します。
JR篠山口駅からは約20分
茅葺き屋根が見えてきました。
見づらいですが、入り口には猪の剥製が立っています。
店内は広いお座敷です。
この日は寒かったのですが、なんと床暖房が入っていました。
膝掛けも貸していただけるし、
膝の具合が悪い方は、椅子もあります。
猪の剥製がこちらを見ています。
そんなに見つめられたら食べづらいじゃないか。
お通しの枝豆ですが、さすが丹波篠山。
こんなに大きなものは初めて見ました。
そして想像以上においしいです。
あまりにおいしくて、帰宅後にお取り寄せしてしまったくらい。
しかしネットで見つけた他店舗から送ってもらった冷凍品は、味が全然違う。
これはもう、実際にここまで来て食べて欲しい枝豆です。
やはり地のものは地元で食べるのが一番おいしいですね。
猪肉です。
ぼたんの花ように見えることから『ぼたん鍋』と呼ばれているそうで、
ご店主自ら問屋に出向いて、目利きした3歳のメスを使用しているそうです。
手引書がおいてあるので、この通りに調理します。
猪肉、山芋、大根を入れて蓋をします。
ひと煮立ちしたら野菜も半分いれましょう。
椎茸も大きいです。
先日テレビで取り上げられていましたが、
丹波篠山は昔、京への献上品を納めるために、
質の良いもの、大きいものを育てるようになったそうですね。
そのため現代でも質が良く、素材も大きいんだそうです。
もう一回煮立てば食べられます。
お味噌のいい香りがして、もうたまらん。
脂身が多いですが、まったくしつこくないです。
豚肉よりも、さらにさっぱりしているのに、猪の良い甘味がします。
処理がいいのか、獣臭もしません。
私たちは多少獣臭が残っていた方が好きなのですが、
これならジビエ初体験の方や、お子様も食べられそうです。
体も温まります。
最後の締めは、元祖玉子乗せご飯。
鍋に玉子を直接割入れ、お好みの硬さになったら
白いご飯の上に、出汁と一緒にかけていただきます。
白いご飯を鍋に入れるのではなく、
ご飯に出汁をかけて食べるのがデフォらしい。
素材の味が染みている味噌味の出汁と玉子とご飯。
おいしくないわけがない。
私は半熟派なので、ご飯に卵がよく絡むよう、早めに引き上げました。
最後に甘いものが食べたいとスイーツ男子がご所望したので与えました。
たしか黒豆アイス。たしか500円くらい。
アイスの甘味と黒豆の甘味がそれぞれおいしくて、
お豆のホクホク感がアイスに合うことにも驚きました。
私たちがいただいたのは、左上の「ぼたん鍋」5,400円。
与作味鶏のすき焼きなんていうのも、おいしそう。
ずっと行きたかったお店に行けた満足感と、
想像以上においしかった驚きで、大満足の滞在でした。
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