お楽しみの食事編です。
お食事は、食事処を利用しました。
皆美館のお料理は評判もよく、
HPを見ると料理長さんの経歴が顔写真付きで掲載されています。
今までの経験上、お品書きに料理長の名前が載っていたり、
HPで経歴が載っていたりする宿の食事はおいしいような気がします。
前菜
白ばい貝旨煮 雲丹真丈 見欠けにしん甘露煮 海老つや煮 数の子味噌漬け
出汁が違うのか素材が良いのか、料理人の腕がいいのか。
そのどれもが当てはまると、こういうお料理になるのか。
一つ一つがとてもおいしい。
器も美しいし、言うことない。
椀物
白魚玉子張り
この烏賊の塩辛が特においしかった!
しばらく手元に置いて、日本酒をチビチビ飲みながら楽しみました。
造り
壱岐松葉蟹刺し 他二種
皆美館には、枯山水式の庭園があるのですが、
そこには15本の松があり、中には樹齢300年以上の赤松があるそうです。
お庭を見ながら、
「どれが300年の松だろう?」と見比べていたら
「目の前の松が、樹齢300年の松でございます」とな。
確かに一番立派で、これかな?とは思っていたんですが、
まったく目利きができていませんでした。
松が大きく成長しないのは、短葉法という剪定によるものだそうです。
楽盛り
日本海産 のどぐろ焼きびたし
鮑雲丹グラタン
蟹唐揚げ
強肴
しまね和牛 フィレステーキ
食事
紅ずわい蟹釜飯 小吸物
クレームブリュレ柚子ソース添え
季節のフルーツ 東出雲産干柿ワイン煮
この質の高いお食事と広いお部屋で二人で73,000円ですよ。
さぁ高いか?安いか?
うん、まぁ安くはないか。
ここで問題発生。
旅行に出ていると、天候に左右されるのは仕方のないことですが、
この時、山陰地方では、未明から雪が降り、
早朝には積もっているという予報が出ていました。
翌日、私たちはJRを使って岡山まで行き、神戸に向かう予定です。
「雪が降るとJRはすぐに止まってしまうんですよね」と仰る宿の方。
「土地勘が全然ないのですが、他に神戸へ行く方法はありますか?」
「高速バスがあります。JRほど運休にはなりません」
高速バスを予約をしようとHPにアクセスしてみたら
『雪のため明日は運休』の文字。
むむむ。
雪の運転は不慣れなため、最後の手段にしたいのですが、
念のためレンタカーを予約。
とりあえず、現時点では
①JRが運休にならなければ予定通り特急に乗って岡山へ抜ける。
②JRが運休になったら、レンタカーで岡山へ抜ける。
ということで、雪に備えます。
「ちなみに…」
「どうしようもなくなったらもう一泊したいんですが、お部屋は空いていますか?」
「空いてますよ、大丈夫です」
最後の最後の手段も確保し、とりあえず寝ます。
翌朝です。
未明から降り始める予報でしたが、まだ雨です。
「これ、JRで行けるんじゃね?」
時間が読めないので、早め早めに行動します。
普段、朝食時はノーメイク、服装も浴衣とダラダラした感じなのに、
お化粧バッチリで朝食に臨みます。
こんな緊張感のある朝食もなかなかない。
朝食もとてもおいしかったので、もっとゆったり味わいたかった。
おめざは、緑野菜ヨーグルトジュース
朝食メニューは、茶碗豆腐、宍道湖七珍・大和蜆(やまとしじみ)赤だし椀
サーモン西京漬け サラダ、茄子揚げびたし
大きな貝で食べ応えがありました。
そして皆美館は、鯛めしが有名です。
松江七代目藩主 松平不味公ゆかりの家伝で、皆美館、初代料理長が考案。
代々、伝承されているものだそうです。
出汁は、鰹本節ベース。
鯛の上品な香りと味わいが、よく合っていました。
私の盛り付けでは、美しくないので、
パンフレットの写真を添付しておきます。
そしてチェックアウトです。
本来なら11時チェックアウト時刻なのですが、
雪の影響が出る前に出発しました。
続きます。
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