要庵西富屋の宿泊記、最後です。
朝食は夕食の時と違って窓のある明るい部屋でした。
ここまで案内してくれたのは、昨日のチェックインで対応してくれた女性。
「サクバンハヨク・・・ヨクオヤスミニ※△▼☆※□?」と尋ねられたので
「よく眠れました!」と答えておきました。
日本人でもこのセリフはムズイよね。( ̄∇ ̄)
朝食も夕食に負けていないくらい、キレイに盛りつけられています。
ぬかりありません。
写真のほかに、お味噌汁、鮭、卵焼きもありますが、量もちょうどいいです。
ここまでで接客をしてくれたのは、このオリエンタルな女性と、
夕食時に食事を出してくれた若い女性2人。
この3人だったんですが、ここでやっと京都弁の女性が接客してくれました。
「ごめんなさいね。せっかく京都に来たのに京都弁じゃない人ばかりで」
あ!たしかにそうかも!
「お客様はほとんど外人さんなんだけど、日本の方だと『京都に来た気がしない』
って言われちゃうんですよ」
そこから一気に話がはずみますが、やはり言葉がスムーズに通じるって大事ですね。
ほんの数分でしたが、聞きたいことが聞けて言いたいことが言えてスッキリ。
とても楽しい朝食になりました。
高級感のある旅館ですが、こういう砕けた接客も良い感じ。
さてさて、11時のチェックアウトを迎えて宿を出発しますが、
この後は奈良県の三輪神社へ向かいます。
三輪神社は毎年この時期にお参りしているので、
詳細は旧ブログを参照していただけると幸い。
そして電車に乗る前、相方に電話がかかって来ました。
「どうもお世話様でした。ハイ…ハイ…」
『要庵から電話かな?何か忘れ物でもしたかな?』
「あ!それだったら処分しちゃってください (;´▽`A``
大丈夫です。たくさん持ってるんで、ホント気にしないで処分してください」
『やっぱり忘れ物か。たくさん持ってるものって何?』
「青いヤツで”グンゼ”って書いてあるやつですよね?」
『グンゼ!?』
青いグンゼって言ったら…相方の腹巻!
なんだなんだ、この面白い展開。
その後も「処分してくれ」「そういう訳には…」の応酬が続いているようですが、
”腹巻”というワードを出さないよう、双方、腹を探りあってるらしい。(腹巻だけに)
宿も、うかつに腹巻なんて言えないし、
相方も腹巻をしている奴なんて思われたくないでしょう。
「青いやつ」「グンゼ」というワードしか聞こえてきません。
最終的には処分の方向で説得できたらしく電話は終了。
「いやー参ったよ。要庵も『腹巻』って言うのは引けたようで
『ネックウォーマーのような…』とか『筒状の…』とか言うんだよ。
どこからどう見ても腹巻なのに」
「とりあえずパンツじゃなくて良かったじゃない」
「うん。腹巻たくさん買っておいてよかったー」
「そこかよ!」
しかーーーし!
しばらくしてから「あ、やばい」と再び相方。
「なに?どうした?」
「部屋の鍵持ってきちゃった…。」
結局、三輪神社お参りの後、宿まで戻って鍵と腹巻をトレードしましたとさ。
引き渡し時も最後まで双方”腹巻”というワード出ず!
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