2014~2019まで6年連続ミシュラン三ツ星獲得した
吉泉(きちせん)に行ってきました。
2019年のミシュランガイド京都・大阪+鳥取での三ツ星店は7店。
飯田・一子相伝なかむら・菊乃井 本店・吉兆 嵐山本店・瓢亭・未在
そして京懐石吉泉
京都・大阪+鳥取と言いつつ、7店とも京都のお店というのは、
他県の方には残念な結果。
大阪だって鳥取だって良いお店はたくさんあるのにね。
アクセス
下鴨神社の隣にありますが、東京モンゆえ土地勘がありません。
電車とかバスとか無理に乗らず、素直にタクシーに乗ったほうが良いと思われます。
「吉泉までお願いします」
「それはどこですか?」
と聞かれることもない有名店なので、大人しく座っていればオッケー。
京都三ツ星店のお料理
甘酒をいただいたあと、さっそく前菜です。
おひなさまの時期に行ったので、蛤の器です。
さより、イイダコ、小芋、鯛の子他いろいろ。
前回行ったとき、瓶ビールが冷え冷えで、
こんなおいしいビールを飲んだのは生れてはじめて!
くらい感動があったんですが、今回はごく普通の冷え感でした。
期待して行ったのに肩透かしー!orz
次は蟹…なんですけど、盛り付けが斬新。
竹をくりぬいた中に氷が山のように入っていて、そこに足が刺さってます。
犬神家のようです。
しかしさすがの三ツ星。
蟹は縦に割られていて身を取り出しやすいし、
取り出した身を写真右の蟹味噌豆腐と生姜と蟹酢と混ぜていただくと、
とてもおいしい。
日本酒ですが、ここでも氷が大量。
かき氷が三人分くらい作れそうです。
蟹真丈とどんこ椎茸のお椀です。
この上品な香りがお伝えできればいいのに。
お造りは愛媛の鯛、五島列島のイカ、信州サーモンの昆布締め、トリ貝
あと奄美のマグロです。
ここも氷てんこ盛り。
お稲荷さんですが、器に仕掛けがしてあるようで、湯気が出ています。
野菜鍋
左の小さな土鍋にはマグロが入っています。
ここに9種類の野菜を入れて食べます。
野菜は生でも食べられるそうなので、さっと茹でる程度で十分。
焼き石の上にあるのはスライスされたパイナップル(これは食べません)
この上に鰆、とびっこが乗ってますが、パイナップルの酸味や風味が移っておいしい。
とびっこのプチプチ感もたまりません。
この中にご飯が入っています。
三宝柑のシャーベットですが、ここにブランデーをかけていただきます。
シャーベットにブランデーって、よくある取り合わせなのかしら?
私は初めて食べましたが合う!
柑橘の香りとブランデーの香りって合うんですね。
最後はお薄と番茶ですが、この番茶がビックリするくらいおいしかった!
この記事の冒頭、ビールが普通のおいしさだったと書きましたが、
今回のビックリはお番茶だった!
「普通のお番茶ですよ」なんて謙遜していたけど、全然普通じゃないです。
少し長めに焙じてるそうですが、たしかに苦みと香りが強い。
お茶で感動したのは初めてでした。
料金
お昼の懐石 9,000円・11,000円・13,000円
本懐石 15,000円・18,000円・21,000円・23,000円
おまかせ懐石 26,000円・28,000円・31,000円
私たちがいただいたのは、お昼の懐石13,000円です。
まとめ
京都の三ツ星は、だいたいのお店には行きましたが、
どのお店もハズレたことがないです。
料亭がたくさんあるので、そもそも京都のレベルが高いんでしょうね。
その中の三ツ星ですから、そりゃおいしいわけだ。
温かいものは温かいままに。冷たいものは冷たいままに。
という心意気も伝わってきます。
三ツ星だからここまでやるのか、ここまでやるから三ツ星なのか。
京都の三ツ星は、あと飯田と未在に行けていません。
予約が取れなかったり写真撮影不可だったりでご縁がなかなかありませんが、
いつか行ってみたい。
もしくはずっと前に行って玉砕した、吉兆嵐山本店のリベンジもしてみたい。
あまりの高級感にぶったまげて、どんな味だったか覚えてないんです。
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