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【金沢】山乃尾で香箱蟹御膳&カフェたもんでインスタパンケーキ

 

 

 

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金沢 竹千代

 

 

 

この日は最初から何かが違っていました。

タクシーに乗り込み「山乃尾までお願いします」と言った時の運転手さんの反応。

 

 

 

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タクシーを降りて、お店まで続くこの道。

 

 

 

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お店の入り口。

 

 

 

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お店の方は、着物を慣れた感じで着こなし、対応や所作が全然違う。

客層は上品な方が多く、年齢も高め。

 

私「(小声)ちょっとちょっと。ここどんなお店なの?」

相方「だから『山乃尾』だって言ってるだろ。お前知らないのかよ」

私「当然のように『山乃尾』言わないでよ」

相方「金沢の有名な料亭なんだよ。

 『金城楼』とどっちにするか迷って『山乃尾』にしたんだよ」

私「どっちも知らないし」

相方「あ、ほら食事が来た。静かに」

 

 

 

 

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うわー。なんだこれ。(心の声)

 

 

 

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「相方様。こちらは香箱蟹でございますか?」

「うむ。」(煉獄さん風)

 

 

 

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前日の香箱蟹のような、モチ米で上げ底とかいう残念な仕様ではありません。

内子も外子もたっぷりです!

 

 

 

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香箱蟹のご飯

 

 

 

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葛餅

 

 

なんだかよく分からないままおいしい時間が過ぎていきましたが、

どうやら私は『山乃尾』で『香箱蟹御膳』というものを食べたようです。

 

山乃尾とは、創業1890年(明治23年)の老舗料亭。

北大路魯山人が長期滞在し、お料理を学んだことでも知られている有名店だとか。

 

前日に「山乃尾に行くよ」とは聞いていましたが、

言い方が軽かったので、すっかり大衆食堂的なお店を想像してしまいました。

 

しかしあまりの敷居の高さに、緊張しまくり。

もっと化粧をしっかりしておくんだった。と後悔しまくり。

ムダ毛処理は大丈夫かしら、と心配しまくり。(これは関係ないか)

 

肝心のお料理は、私のようなものが述べるのはおこがましく、

香箱蟹も含めて大変素晴らしいものでございました。

 

歴史のあるお店ですが、気軽に来てもらいたいという思いから、

治部なべ御膳、のどぐろ御膳、うなぎ御膳、香箱蟹御膳のランチを始めたそうです。

 

のどぐろ懐石を少し離れた席のお客様が召し上がっていましたが、

おいしそうな香りが、私たちのところまで届いてくるくらいでしたよ。

次回はぜひあれを食べたい。

 

 

金沢は料亭が多い印象ですが、

太平洋戦争の空襲を受けなかったため、老舗料亭が多く残っているそうです。

 

過去には浅田屋、銭屋にも訪問しましたが、

どちらも素晴らしいお料理でした。

山乃尾はこれらと肩を並べると聞けば納得。

ぜんぜん大衆食堂じゃなかった。

 

 

浅田屋の過去記事(2015年7月宿泊記

銭屋の過去記事(2018年5月 2017年11月

 

 

 

 

 

 

 

 

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お庭も素敵でしたので、食後に散策させていただきました。

 

 

 

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お庭からは、ひがし茶屋街が見下ろせます。

 

 

 

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ここね。

 

 

 

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感動するお料理を食べた後は、口の中の風味をそのままにして帰ればいいのに、

甘党男子の相方様がスイーツをご所望されたので、お付き合いします。

 

ひがし茶屋街のインスタスポットであるパンケーキ屋さんへ。

 

 

 

 

 

 

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スイーツ男子はだいぶ周知されてきたので

恥ずかしがる必要なんてないんですけど、

昭和生まれの相方はまだ抵抗があるらしく、

あくまで「妻の付き添いで仕方なく来た」を装いたいようです。

 

なので、いろいろ面倒。

「これうまそうだから、これ注文して(小声)」

「写真いっぱい撮って。あとで全部ちょうだい(小声)」

みたいな。

 

言ってることはかわいいですけど、オッサンが言ってますからね。

やっぱり装ったほうがいいか。

 

お味は、やっぱり山乃尾のあとに食べちゃダメな味。

何を食べてもフツーに感じてしまうので、可もなく不可もない味でした。

 

お砂糖は控えめ。

甘党の相方様は「控えるな、加えろ」とおっしゃってましたけど。

 

 

 

 

石川旅行記はこれで終了です。

今回はおいしかったお店、そうでもなかったお店が両方でしたが、

旬の香箱蟹をおいしく食べられたのは良かったです。

 

それにしても山乃尾はすごかったなー。

 

 

 

 

 

  

 

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