日本を代表する旅館として、
西の「玉の湯」京の「俵屋」東の「あさば」と評される宿へ行ってきました。
歴史は古く、創業は1675年。
前身の温泉宿からの歴史は500年以上もあるそうです。
あ。
遅ればせながら明けましておめでとうございます。
最後の記事をアップしてから1か月くらい経ってしまいそうですが、
その間、無事に50歳を迎えました。
感慨深く静かに迎えるかと思っていたのに、
「祝50歳」「祝50歳」と、思いのほか家族に祝われ、
というか、しつこいくらい祝われ、
「いい?もう50歳だからね?わかった?」と説得させられているようでした。
今は様々なことが心から喜べる社会情勢ではありませんが、
食べ歩きも旅行もブログも、細く長く続けていければと考えています。
今年もどうぞよろしくお願いします。
で、なんの話でしたっけ?
そうそう。
西の「玉の湯」京の「俵屋」東の「あさば」でした。
「玉の湯」は2020年1月に訪問しましたが、(その時の記事はコチラ)
お部屋もお料理も大変素晴らしいものでした。
「俵屋」の宿泊経験はないのですが、
並んで評される柊家には2020年3月に宿泊しましたので(コチラ)
この辺りと比べれば良さそうです。
しかし「あさば」はネットで調べれば調べるほど賞賛のワードが並びます。
引くレベルで褒めちぎられています。
「ほんとにすごいの?みんな褒めすぎじゃない?」
と、斜に構えて行きましたが、これがほんとに素晴らしかった。
まず、到着時は当然のようにバレーパーキング。
入り口の門は狭いというのに。
駐車場までは目と鼻の先で、全然歩ける距離だというのに、バレーパーキング。
到着時は頭から突っ込み、
帰りはちゃんとバックでスタンバっている。
そして人が往来する中、宿泊客を嗅ぎ分けて声をかける嗅覚の鋭さ。
「お待ちしておりました」なんて声をかけて、
「いえ、違います」なんて言われることはないのだろうか。
それくらい何か確信をもって出迎えていただきました。
こちらは玄関付近ですが、陽光が素晴らしいですね。
写真を撮っていても見張られている感はぜんぜん無いのですが、
フロント担当の方、お部屋係などがしょっちゅう歩いているので、
困っていることがあったら、すぐに気が付いてもらえそうです。
正面に見えるのは能舞台。
旧大聖寺藩主、前田利鬯子爵より寄進された能舞台「月桂殿」。
明治後期、七代目浅羽保右衛門があさばへと移築され、現代へと受け継がれています。
約40年前より「修善寺藝術紀行」と題し、日本の伝統芸能である能楽、狂言、新内、
文楽、琵琶楽を、当世一流の師を招き、季節に応じて公演しております。
闇夜に奏でる幽玄な世界を堪能できる、一期一会のひとときをぜひお過ごし下さい。
令和3年の予定表です。
野村万作、萬斎親子の名前もあります。
万作氏は人間国宝ですね。
萬斎氏にはNHK「にほんごであそぼ」で子どもたちが大変お世話になりました。
著名人の舞台が開かれる日は宿泊料金が1泊2食9万円~
鑑賞だけでも17,000円だそうです。
テラスにも出られます。
お麩があります。
鯉の餌用なんですが、常に置いてありました。
ということは、むやみやたらにお客様が鯉に餌を与えないんでしょうね。
皆さん、節度を持って少量ずつ楽しまれるようです。
一袋を全部ひっくり返すとか、
そんなやんちゃな血が流れている人はいないらしい。
1階に見えるのはサロンです。
サロンの利用時間はAM6:00-AM11:30、PM2:30-PM11:00
コーヒーや紅茶がいただけます。
スタッフは常駐していませんが、
電話をすればすぐに対応してもらえます。
アルコール等も、有料ですが注文できます。
この日は満室だったそうですが、
混みあうことはなく、多くても5~6名くらい。
とても静かに過ごせました。
階段が絵になるってなに。
なんだろう…。
売店ですら、オシャレに見えてきた。
これがあさばマジックか!
長くなったので続きます。
次はお部屋編です。
流れでいったら最初にお部屋のご紹介なんでしょうけど、
気が付いたらこんな具合になってしまいました…。
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