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私たち夫婦は甘党なので、辛いものは苦手です。
しかしYちゃん(台湾大好き長男の彼女)からのミッションに
『薬膳火鍋を食べよ』とありました。
「えー、辛いの苦手なんだけど」
「辛くないスープもあるので大丈夫です!」
Yちゃんがそういうなら信じるけどさー。
場所は中山駅から、徒歩5分くらい。
ホテルオークラの向かいにありました。
店内に入ると「ヨヤク?」と訊かれます。
予約をしていないことを告げると、
何やらノートをめくりながら「13ジマデ」と言われます。
時計を見たら11時半。
1時間半もあれば十分です。
この時は空席が目立ちますが、この後どんどん席が埋まっていきます。
予約なしで入店できたのは、ラッキーだったんじゃないだろうか。
日本語メニューもありますが、初めてなので注文方法が全然わかりません。
「コース?」と訊かれますが、
Yちゃんからの指示はコースではなかったので、首を振ります。
単品で注文するよう書かれたメモを取り出し、
「ロゼッタストーンかよ」と思うくらい難解なメニュー表と見比べながら、
キャベツ、イカのすり身、イベリコ豚
仙桃鱈魚子(タラのすり身団子で中にタラの卵が入っている)を
探し出して注文します。
自分でなんの注文をしているのか分かっていませんが、とりあえず注文します。
店員さんは笑顔で聞いてくれてるので、変なことは言ってないようです。
「よかったーなんとか食べられそうだ」と思ったとき
「スープ?」と訊かれ、ページを開かれます。
あぁそうか、ここは火鍋屋さんだからスープを頼むのか。
種類が多くて何が何だかわかりませんが、
とにかく「ノースパイシー」を連呼し、辛くないスープを要求しました。
待つこと3分ほどで鍋が来ました。
「これが火鍋?」
「この具材は食べていいの?」
「キャベツには見えないけど…」
初心者なので、とにかくすべてが謎です。
お箸で鍋を突いていたら、イベリコ豚が来ました。
「ですよねー。豚はこの中には入ってませんよねー」と平静を装いつつ
両方の鍋に入れて食べてみます。
おいしい!!
薬膳火鍋っておいしいのか!
最初は何が入っているか分からないようなスープでしたが、
薬膳というだけあって、様々な食材が複雑に絡み合っているようです。
お肉もおいしいですけど、それ以上にスープがおいしい!
すぐになくならないよう大事に大事に飲んでいましたが、
少し量が減ったとき、店員さんがピッチャーでスープをどばーっと入れてくれました。
ままままじか。
そんなサービスか。
それならばとスープを積極的に飲みます。
また減ってくると、スープをどばーっと入れてくれるので、
どんどん飲みます。
イカのすり身など、注文したほかの具材も来ました。
仙桃鱈魚子(タラのすり身団子で中にタラの卵が入っている)が特においしいと
Yちゃんから聞いていたので、楽しみにしていましたが、
たしかにダントツで一番おいしかったです。
そして辛くないスープでお願いしたはずなのに、
なんなんだ、このトウガラシの量は。
よってこちらの鍋は辛いです。
具材を入れて食べる分にはまろやかになっておいしいですけど、
スープだけ飲むと、むせます。
注文の時、あれだけ「ノースパイシー?」と連呼して、
店員さんも「ノースパイシー」と頷いていたのに、
この程度のトウガラシは辛いうちに入らないようです。
そしてこのニンニクの量!
最終的には全部溶けてなくなります。
この後飛行機乗るので申し訳ないな…。
と思いつつ、おいしすぎてスープを飲む手が止まらない。
最後はやっぱり締めが欲しいので『米作麺』というものを注文しました。
文字からのイメージだと米から作った麺でしょうか。
右のスープは辛いので、全部左に入れます。
これも残りのスープを麺が吸ってくれるので、締めにはピッタリ。
火鍋初心者の日本人が、スープもたらふく飲んで満足していると、
店員さんがデザートを持ってきてくれました。
予約なしで突然来たというのに、皆さんとても親切。
スープは惜しみなく継ぎ足してくれるし、火加減も管理してくれます。
そしてこの料金
1,529台湾ドル(約5,300円)
日本にも店舗があるそうですが、コース料理だけで、
単品の注文はできない…のかな?
これだけおいしいなら、ぜひ日本でも行ってみたい。
さて、帰国を前にして、
Yちゃんからのミッションをコンプリートしていないことに気づく中年夫婦。
9個あるうちまだ6個しかクリアしていません。
ミッション⑦は写真の阿宗麺線。
いくつか店舗があるようですが、
西門駅近くに来てみました。
線麺とは、文字からも想像できるように、とても細い麺です。
これを鰹出汁の効いたスープで食べるんですが、
とてもおいしいのです。(食べた事アリ)
どれくらいおいしいかというと、店内に収まりきらず、
溢れたお客様がお店の前で立ち食いするくらいです。
しかし火鍋をお腹いっぱい食べたので、ここは見るだけです。
移動しているうち、少しお腹に余裕ができるかと思ったけど無理でした。
ミッション半クリアだけど、ここまで来た私たちを誉めて。
Yちゃんからのミッションはコンプリートならずですが、
あと二つは『パイナップルケーキを食べよ』と『焼き餃子を食べよ』でした。
もうお腹いっぱい。
無理です。
無理ゲーです。
さてさて、長きにわたった台湾記事ですが、とうとう帰国です。
2泊3日なのに、13記事も書くなんて我ながらどうかしていました。
しかし台湾は本当に何を食べてもおいしかった!
またすぐにでも行きたいくらいです。
台北松山空港のラウンジまで来たとき、
少しお腹にスペースができたので、前回食べて感動した魯肉飯を食べてみました。
ううう…。
香満園の方がおいしい…。
自分の舌の肥えっぷりにビックリ。
香満園の記事はコチラ
帰りは日本の修学旅行生と一緒です。
チェックインの際「前の方に移動しませんか?」と勧められたんですが、
なぜあんなに強く勧められたのか座った時に分かりました。
一番後ろの2人座席を予約していたのでお断りしたんですが、
私たちの周りは生徒と先生ばかり。
しかし全員とても静かで良い子でした。
先生のご指導が良いのか、もともとのお育ちがいいのか…。
昭和の時代は、先生の「静かにしなさい」は「騒ぎなさい」という意味だったのに、
最近の高校生は盗んだバイクで走りだしたりしないんでしょうね。
機内一番後ろの席でしたので、サービスが来たのは離陸後1時間経ってから。
生姜焼きをお願いしましたが、お味が…うーん、ごにょごにょ。
普通に食べたらきっとおいしいんでしょうけど、
3日間台湾でおいしいもんを食べつくしてしまったあとは、何を食べてもダメですね。
話を広げないほうがよさそう。
以上、台湾記事でした!
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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